カテゴリー「アトピービジネス」の36件の記事

ステロイド混入化粧品に関する独り言その3

真実は意外なほどにシンプルなのかもしれません。

例えば、僕が楽して稼ぐことの出来るアトピービジネスを始めるとしたら
(もちろんしないですが)

出来る限り手は抜きたいし、ばれないようにしたい

さらに、多くのもうけを出したい。

中国でステロイド入りのクリームを安く大量に買うことが出来るんなら

そのまま他の容器に詰め替えて、手間をかけずに売りさばくでしょう。

詰め替えた国が日本だったりアメリカだったりすれば

メイド・イン・ジャパンやメイド・イン・USAになるんだから

ばれる可能性が低くなるし、詰め替えくらい惜しい手間ではない。

成分一つ一つそろえて混ぜて、クリームつくるコストも馬鹿にならないし

20グラム50円くらいで買える「もの」があるんだから

大量に購入して(大量購入はさらに安くなるだろうし)、移し替えておしまい。

0.001%の違いは、本当に原料が、その濃度だったんでしょう。

薄めるなんて馬鹿なこともしない。

実にシンプル。

化粧品の成分表示は、自己申告だし

例え原産国表示義務が規制で加わっても

2回海を渡ってしまえばOK。

ステロイドを検出できる検査機関なんてほとんどないから

派手にやらない限り秘伝のクリームとして売り続けることが出来るでしょうね。

完璧でしたね。

これまでは。。。

ただですね、ネットの人たちは気がついてしまいました。

あちこちでコピペしただけの口コミはサクラの可能性が高いことを。

アトピーに効くと謳う化粧品が薬事法違反なのを。

そして、みんなに劇的に効果がみられる化粧品なんて、そもそも存在しないことを。

テレビや新聞と違って、ネットにはみんなの知恵が残るんですね。

誰でも簡単に手の届くところに、その発見は転がっている。

例えば、

2001年11月7日に日本皮膚科学会が発表した資料には

こんな記載があります。

「皮(膚)霜及びATOPI CREAM(C.S.D.C.C.という業者によりホームページで広告)には,簡易試験で皮炎霜と同じプロピオン酸クロベタゾールが含有されている可能性が高いことが明らかになった.」

「「皮炎平」,「999皮炎平」,「内宮養顔霜」,「皮痒膏」の4種については,マイルドランクの酢酸デキサメタゾンが検出されました.」

最近はこんな記事もあるんです。

「無承認無許可医薬品(フルオシノニド)に注意

大村市内の女性がインターネットサイトを通じて個人輸入した化粧品に、医薬品成分・フルオシノニドが含まれていることがわかり、県は、使用しないよう呼びかけています。

医薬品成分が含まれていたのは、中国・上海に住所を置くCSDCCが販売元の、ニューハーブクリームとハーブローションです。大村市内の女性がインターネットサイトで購入し、中国から送られてきました。

女性は、「アトピーに効く」「ステロイドは含まない」といった広告を見てこの製品を購入しましたが、効き目が強いため先月22日に保健所に相談。県の環境保健研究センターで検査したところステロイドホルモンの中でも作用が強い、劇薬の「フルオシノニド」が検出されました。

この製品による健康被害はまだ報告されていませんが、県は、国内では無承認無許可の製品であり購入・使用をしないよう呼びかけています。」

僕がちょっとネットを検索しただけで、点と線は簡単につながってしまう。。。

これから先、ステロイド混入化粧品は減るでしょう。

もう昔のように儲からないと思いますよ。

間違いなくすぐバレる。

僕のアトピービジネス撲滅プロジェクトもそろそろ終盤ですね。

最後きっちり仕事しておきます。

さて、

次にやらなきゃいけないことも見えてますし

ぼちぼち準備始めますか。

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ステロイド混入化粧品に関する独り言その2

中国語ちゃんと勉強しておけば良かった。。。

中国で市販されているステロイド入り軟膏、特にプロピオン酸クロベタゾール(デルモベートと同じ成分ね)はいくつかあります。

「順峰康王」は先日書きましたが、これ以外にもありました。

「恩肤霜」「酮康他索乳膏」「复方酮康唑(新亚康王)」

それぞれどんな成分になっているかと言うと

「丙酸気倍他索軟膏(恩肤霜)」プロピオン酸クロベタゾール0.02% もしくは0.05%
「酮康他索乳膏」ケトコナゾール1%(メーカーによっては1.5%)、プロピオン酸クロベタゾール0.025%
「复方酮康唑(新亚康王)」ケトコナゾール1%、プロピオン酸クロベタゾール0.05%
ちなみに
「順峰康王」はケトコナゾール1%、プロピオン酸クロベタゾール0.025%

日本におけるステロイド混入化粧品のプロピオン酸クロベタゾールの濃度が0.025%と0.05%の2種類あるのは、中国には「酮康他索乳膏」と「复方酮康唑(新亚康王)」があるから。
また、ケトコナゾールの濃度がずれるのは「酮康他索乳膏」のなかでメーカーによって濃度が変わるから。
(ほらやっぱり乾燥して濃縮されたわけじゃないじゃん。)

ちなみにがいようクリームのプロピオン酸クロベタゾール0.039%は中国で売られている商品でそんな濃度の物がないから、どれかを他のクリームで薄めたんでしょう。
もともと、がいようクリームの元となる保膚膏は、中国の皮膚科の教科書に載っているような有名な漢方だったみたいです。

プロピオン酸クロベタゾール0.05%の「丙酸気倍他索軟膏(恩肤霜)」か「复方酮康唑(新亚康王)」を律儀に「保膚膏」で薄めたんですかね。

となると

がいようクリームには必ずしもケトコナゾールが入っているわけではなさそうです。
「复方酮康唑(新亚康王)」を薄めて作った時だけ、混入するわけですね。

以上より
がいようクリームに1.5%ケトコナゾールが含まれる推測は私の調査不足でした。
「丙酸気倍他索軟膏(恩肤霜)」を薄めて作った場合は含まれないですね。
謹んで訂正致します。

どの商品も数十gで100円以下ですから、粗利9割以上の商品になります。

何度も何度も日本に出回る理由が解ります。
儲かるから、ですね。

一度、全部まとめてHPLCにかけるとピークのパターンからどれとどれが同じ商品か解りますよ。
(とまた、関係者の方へのコメントです。)

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ステロイド混入化粧品に関する独り言

これまで海外から輸入されたステロイド混入化粧品って

ほとんどが「順峰康王」の詰め替えなんじゃないかなぁ。。。

プロピオン酸クロベタゾール0.025%とケトコナゾール1%の組み合わせって他にあるのかな。

「皮炎霜」に関しては、論文報告があるように「順峰康王」で間違いないだろうけど

「桃源クリーム」のプロピオン酸クロベタゾール0.024%~0.025%だけじゃわからないよなぁ。。。

ケトコナゾールは見てないのかなぁ。

プロピオン酸クロベタゾールが0.048~0.049%まであがるのって、本当に乾燥して濃縮されたからなんだろうか。。。

同じ比率でケトコナゾールの濃度が上がる説明としては、

濃縮も考えられるけど

他の類似商品って国外で出回ってないんだろうか。。。

関係者各位

よろしくお願いします。

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がいようクリームその4

Photo_3

復旦大学付属華山医院(上海医科大学の教育病院
かつ、中国赤十字会の病院、病床940床)にて「保膚膏」として販売。
ちなみに、上海医科大学の付属病院の売店でも購入可能らしい。

↓ 輸入(ナカショー)

コスメプロにて「がいようクリーム」として詰め替え(製造)

↓ 販売

薬局、エステなどなど。。。

ネットで収集できる情報と個人的に頂いた情報を整理すると、上のようなことになります。

ナカショーさんはおそらく、輸入だけ担当し中身はいじっていないはず。

ステロイドが入るとすれば、復旦大学付属華山医院もしくはコスメプロさんしかないですね。

コスメプロさんは、ホームページ上で添付のPDFを公開しています。

ステロイドが混入したのはコスメプロさんではない、と自信を持っているのでしょう。

と、なるとですね。

ステロイド混入は復旦大学付属華山医院ですか???

コスメプロさんは輸入元の復旦大学付属華山医院に問い合わせをしているようですが

これは会社レベルではなく、国家レベルで動かないと駄目でしょう。

例え国家レベルで動いても、毒入り餃子事件のような曖昧な結果、になることも考えられますが。。。

ちなみに、僕個人の調べでは

化粧品を海外から輸入し国内でステロイド混入の有無を検査する手段は(民間レベルでは)ありません。

国内に存在する(民間の)検査機関は、現在のところ化粧品の成分検査に医薬品のステロイドを検出することが出来ません。
(そもそも化粧品にステロイドが入っているなんて、想定もしていないでしょうし。)

つまり、輸入化粧品にステロイドが入っているかどうか、これは輸入元の販売業者を信じるしかないんです。

日本は歴史的に「脱ステロイド」が存在しているので、海外の悪徳業者から見ればマーケットとしては狙い目なんでしょうね。

輸入化粧品を取り扱う日本の業者が自己防衛しないと、現行の制度では「ステロイド混入化粧品」を掴まされる事件はこれからも出てきますよ。

なにより一番ダメージを受けるのは、取り扱ってしまった業者そのもの、そして患者さんだと思うのですが。。。

全く個人の感想ですが、食品に引き続き化粧品も中国危ないのか?と思ってしまわざるを得ない。

おそらく私

「保膚膏」を入手するため中国に行きます。

上海医科大学付属病院の売店で売られている「保膚膏」にもステロイドが入っていたかどうか確認したいと思います。

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がいようクリームその3

がいようクリーム販売元の社長さんよりメールをいただきました。

被害者の方へのご相談を受けたのでこちらのブログでもコメントしたいと思います。

以下、販売元へ送ったメールの一部を掲載します。

・・・・・

被害者の方への具体的な提案ですが
やはり、原則使用した全ての方の皮膚科の受診をお勧めします

それでも、もう少しアドバイスが欲しい方へのコメントとして

1)お子さんに1週間以上使用された方は、急な使用中止によ
る湿疹の増悪の可能性があります。
2)大人の方でも顔に1週間以上使用された方は、急な使用中
止による湿疹の増悪が考えられます。また眼瞼周囲に使用され
ていた方は緑内障、白内障の副作用の恐れもありますので眼科
受診をお勧めします。
3)3ヶ月以上の外用継続により全身の副作用が出現する場合
があります。ご心配な方は皮膚科のみならず内科での精査をお
勧めします。

また、受診した医師が事件について十分に知らないケースも考
えられます。
病院を受診の際には、がいようクリームを持参するだけではな
く、含まれていた成分がデルモベートと同じステロイドで最強
のものが普通のお薬と同じくらいの濃度が含まれていた、と説明した方
が正しく診察してもらえると思います。

使用期間、使用量、使用部位は重要になってきます。
受診前に情報を整理して、診察に望まれるのが良いかと思いま
す。
・・・・・・

引き続き被害者の方の救済に向け、出来る限りの協力はしていこうと思います。

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がいようクリームその2

「がいようクリーム」からステロイド(デルモベートの成分)が検出されました。

この商品、去年の夏にブログ読者の方から連絡を頂き行政と連携をとって対応してきたものです。

noatoクリームの時の行政の対応が1、2ヶ月なのに対し

今回は半年以上かかってしまいました。

もともとの被害の方は

長野県にある○○というところより商品を購入していたそうです。

アトピーに対する化粧品という宣伝文句で「がいようクリーム」を購入

あまりにも効果がありすぎることから、お店に探りをいれたところ

「中国製の漢方のクリームです。」

というお返事をいただいたそうです。

この際、「桃源クリーム(ステロイド混入化粧品)」を思い出しお店に問い合わせをした際のことを以下のように記載されています。

「そんなはずないの一点張り。誠意全くなしでした。
カッカときてた私はクリームのメーカー、○に電話。逆ギレされました。
…今思うとなんて私はアホだったのだろうかと。もっと沈黙し、行政にどうして訴えなかったのかと。
もう3年前になります。このクリームを売っているところはまだ営業しています。子供が多かったんです。子供があんなクリームをべたべた塗られているなんて。私が短絡的で短気なばっかりに。無知だったために。私が唯一助けられたかもしれないのに。
この3年思い出しては後悔です。私が電凸したばっかりに何か対策を練られてしまったでしょうか。」

「がいようクリーム」

実は当時、ネット上で収集できる情報では「日本製」でした。

これは長野にあるメーカーが中国から輸入していたものを詰め替えしていたため

中国製のブランドがマスクされていたんですね。。。

情報提供された方の「探り」がなければ、

「中国製である。」という情報は行政に上げれなかったと思います。

被害者でありながら、「子供たちを救えなかった。」という自責の念に悩まされた3年間を思うと胸が痛みます。

時間がかかってしまいましたが、今回も行政が動いてくれて良かった。。。

ただですね、

やっぱりこういう事件には腹が立ちます。

去年の今頃から

「エンジェルグレイス」

「noatoクリーム」

に続いて3件目です。

「がいようクリーム」に関しては、ネットでステロイド混入の疑いの声が少なかったためそれほど売り上げていないだろうと甘く見ていたのですが

販売数量は7,627個にも及びます。

しかも2年間にわたり販売されていた為、騙されてお子さんに使い続けていた方がいらっしゃるかと思うと。。。

情報提供者の方が「がいようクリーム」を購入した

○○

今回のクリームのことについて、ホームページ上で全く触れていません。

セット販売していた「○」だけ売り続けようなんて虫がよすぎると思いませんか?

老舗の薬局として、きちんと説明、お詫びをするべきだと思います。
(例え騙された立場であるとしても。)

そもそも薬のプロである立場で「アトピーに効く化粧品」なんていう薬事法違反な商品を取り扱うところに問題があると思うのですが。。。

毎回、毎回、思うところが沢山あって

一回でうまくまとめることの出来ないステロイド混入化粧品問題。

また違った角度から次のエントリーをまとめてみたいと思います。

追記)その後、販売した会社が正式に謝罪文を公表しましたので社名は伏せさせていただきました。

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がいようクリーム

「がいようクリーム」という化粧品よりステロイド混入が確認されました。
http://www.shizushin.com/news/environment/medical_health/2009031101000544
http://www.kitanippon.co.jp/contents/kyodonews/20090311/417747.html

プロピオン酸クロベタゾール0.039%

つまり、デルモベートと同じ成分です。

使用中の方、注意してください。

今回もブログ読者の方からの情報提供がきっかけで

ステロイド検出が出来た事例です。

今後もコツコツとアトピービジネスは撲滅していきたいと思います。

よろしくお願いします。

詳細はまた、別のエントリーで。

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勉強会@京都の報告

改めて、京都での勉強会参加された皆さんありがとうございました。

一部の参加者の方には、会場の設営やら受付やら後片付けまでお願いしてしまうという、

なんともあつかましい主催者で申し訳ありません(笑)。

無事に開催できたのは温かい皆さんのご協力のおかげだと思っています。

本当にありがとうございました。

内容ですが

僕はアトピーの診断基準から、薬事法を絡めたアトピービジネスの問題についてお話させて頂きました。

また、上関さんからは怪しいお水の話をいろいろとしていただきました。

参加していただいた方たちの問題意識の高さや知識の豊富さに、圧倒される勉強会となりました。

人気ブログ「アトピー性皮膚炎の高山家」管理人さんの高山さんにもご参加いただき
http://www.atopy.org/takayamake/

貴重なご意見をお伺いする事も出来ました。

今回の勉強会でやはり一番印象に残ったのが、

アトピービジネスの被害にあわれた方たちの生の声だったのではないかと思います。

全容が解明され、今後はこのような事件が起きないように

僕も行動すべきところは行動して、対処していきたいと考えています。

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今更ながら「ゆずりん」

ブログ読者の「ブレイン」さんから教えていただきました。

今更ながら

やっとのことで

警察が「エンジェルグレイス」のもととなる「ゆずりん」の捜査を開始したようです。

http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2008093002000223.html

以下、記事を引用しますね。

(中日新聞より)

ステロイドホルモン押収 鯖江の業者捜索 県警
2008年9月30日

医薬品無許可販売の疑い
 アトピーに効くと称し医薬品の承認を受けていない化粧品を無許可販売したとして、県警生活環境課と鯖江署の合同捜査班は二十九日、薬事法違反(無承認無許可の医薬品の販売)の疑いで、鯖江市柳町二の化粧品卸業者「ピュアライン」や、越前市内の四十代の実質的経営者宅など数カ所を家宅捜索した。

 調べでは、同社が二〇〇八年三月までの数年間にわたり、国の承認や県知事の許可を得ずに「アトピーに効く」とチラシなどで宣伝し、県内外の消費者に保湿クリーム「ゆずりん」を販売した疑い。

 捜査班は午前七時ごろから約十時間にわたり三十人態勢で捜索。「ゆずりん」などの商品やチラシ、購入記録簿など段ボール七箱分を押収した。保湿クリームに混ぜていたとみられるステロイドホルモンもあった。

 この問題では、県が三月上旬に立ち入り検査し商品などを回収。購入者から提供された「ゆずりん」からはステロイドホルモンの吉草酸ベタメタゾンが一グラム当たり〇・一二-〇・二三ミリグラム検出された。ステロイドホルモンは緑内障などの副作用を引き起こす可能性があるとされる。

 同社は〇六年十一月から少なくとも計約三千八百個の「ゆずりん」などを製造し、県内の美容院や全国に通信販売で流通させていたとみられる。

とのこと。。。。

あの。。。

遅すぎでしょ。

エンジェルグレイスの報道があったのが3月初めですよ。

で、今やもう10月。

その間、7ヶ月間もあったら証拠隠滅されたりしちゃいません?

ただの「薬事法違反」なのか

それとも「詐欺」なのか

きっちり白黒つける必要があると思うんですけれども。。。

福井県警さんは、いったいどういうつもりで

事件発覚後から7ヵ月後の今

家宅捜索をしたんですかね??

この事件をずっと追っていた朝日新聞、産経新聞の記者の方

福井県警の動きの遅さは調査しなくていいんですか??

事件発覚当時

ゆずりん製造元であるピュアラインの経営者は朝日新聞社の取材に対し

「本日、社内調査をした結果、動物用皮膚クリームの研究用に入手していたステロイドホルモンを含む軟膏(なん・こう)を、男性従業員がワセリンと取り違えて調合した。そのままエステ社に出荷し続けていた」

と、話していたそうです。

僕はこの説明をまったく信じていませんが

7ヶ月間もあったら、動物実験を行っていたような証拠を偽造することも出来ませんか???

いや、ちょっとひどすぎます。

アトピービジネスをする業者はもってのほかですが

それを取り締まるべき組織がしっかり動かないこと

これも大きな問題です。

もう少し、世の中の多くの人が

このアトピーを取り巻く様々な問題について一緒に考えてくれるようになることを望んで

今日の記事は終わりにしたいと思います。

アトピービジネス撲滅に向けて多くの方の目に留まるように
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アセンション

皆さん、スピリチュアルはお好きですか?

「オーラの泉」を見て、江原さんの話に涙することはありますか?

上記に当てはまる人はこれからのエントリーを読んだほうが良いと思います。
(スピリチュアルに全く興味ない方は読まなくても全然平気です。)

最近、ネットでやたらと「アセンション」という言葉を目にします。

「人類がアセンションする。」

なんて語る人がどんどん増えています。

で、いったいアセンションって何よ?

ということになるんですが。

あるホームページによると

「アセンションとは、自分自身の波動を上げる事により、人間が今迄の三次元の存在としてではなく、五次元にアセンションする事です。」

これいったいどういうこと?

「我々の地球を含む太陽系は、プレアデス星団の中心星アルシオーネの回りを周回し、

約26,000年の周期でフォトンベルトと呼ばれるエネルギーの高度に密集した領域を、

螺旋状に通過する軌道上にある。

銀河系がたくさんの渦によって構成されていることは、

ハッブル望遠鏡の観測により最近分かってきた事実である。

それでは、フォトンベルトに太陽系が突入すると、如何なる現象が起きるのだろう。

人間のDNAに目覚めが起きるのだ。

DNAのコードで使われていなかった大部分が働きだすのだ。

結論から言うと、人間は人間を超えた超人的な存在となり、空を飛んだり、

想ったものを自由自在に創造したり、

生命の活動するためのエネルギーは光( プラーナ )から摂取し、不老不死の存在となる。 」

だそうです。

僕はものすごく頑張って理解しようとしたんですが

理解不能でした。

少なくとも、科学的な記載をしている部分もありますが、ほとんど宗教です。

いや、これ自体は別にいいんです。

思想自体を批判するつもりは全くありません。

ただですね、

こういうところにアトピービジネスの土壌があるんですよね。。。

例えばこの先

テレビなどのマスコミでアセンションという言葉が使われ始めたとします。

言葉のインパクトからすると、流行する可能性もあります。

ある程度、言葉が普及した段階で

「アセンションすればアトピーが治る。」

といった人が現れてきます。

実際、自然治癒や偶然とマッチングしてアトピーがよくなってしまう人が出てくるでしょう。

そうなると、もう止められません。

アセンションを使ったアトピービジネスが一気に普及することでしょう。

何を馬鹿なことを?

と思うかもしれません。

でも、「経皮毒」という言葉が生まれたとき

初めはわずかな数の人間しか見向きしなかったのですよ。

それが、ある企業とタイアップする事で急激に広まって

アトピーの原因は経皮毒である、と信じる人まで出てきてしまいました。

こうなってしまうと、手の打ちようが無くなります。

「経皮毒はウソだ。」と主張する人間の数以上に

経皮毒を信じる人間が生まれました。

自分が信じていたものを否定された時

人間は強く反発します。

自ら信じたものを守るために、反対意見を言う人間を攻撃する事となります。

相手の品位を落とす事で、反対意見の信憑性を低くするためです。

信じてしまう人が出る前に言っておきますが

「アセンションしてもアトピーは治りません。」

何を当たり前のことを、などと馬鹿にしないように。

試しにアセンションを語る人たちの間に良く出てくる「波動」という言葉と「アトピー」を並べてネットで検索してみてください。

わんさか、怪しい治療法が出てきますから。

単語と単語をくっつけて、それらしい論理を作れば

すぐにアトピービジネスにつながる危険性があります。

僕は色々なアトピービジネスを見てきましたが、

信じる人が出てからでは遅いんです。

今のアセンションにはアトピービジネスが生まれる土壌が育っています。

流行る前に注意を喚起しておきます。

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NOATO(ノーアト)クリーム続報

朝日新聞社よりNOATOクリームに関するニュースが配信されました。

http://www.asahi.com/national/update/0716/TKY200807160275.html?ref=goo

前の記事でも伝えましたが、

含まれていたステロイドはプロピオン酸クロベタゾール。

病院でもらえる薬としては「デルモベート」。

ステロイドとしては一番ランクが上のものです。

検出された濃度は0.047%ですので、医薬品として承認されている製剤とほぼ同一。

まず使用者(被害者)の方

すぐに近所の皮膚科専門医に相談に行くことをお勧めします。

被害者の方から沢山のメールを頂いておりますが

個々の使用状況、使用部位、皮膚の状態によってアドバイスは変わってきます。

何より実際の皮膚を見ながら、専門医が対応することが一番だと思います。

小さいお子さんに使われていた方も多いようです。

一度、使用者を連れて皮膚科受診してください。

メールや電話相談だけで済ませないこと。

それから大学皮膚科関係者の先生方にお願いです。

今回は「エンジェルグレイス」の時のような

事件発覚から2週間後、被害者の誰もが詳細な情報を把握してしまった後でのホームページへのアップは遅すぎると思います。

早めに皮膚科学会のホームページに情報をアップし

多くの皮膚科医にも情報が出来る限り早く伝わるような手配をお願いいたします。

また、厚生労働省の方

朝日新聞の報道では「国民生活センターへの通報が8件あった」とありますが

それ以外にも、何件か厚生労働省への直接の通報や、メールだけの相談もあったはずです。
(こちらの方で何件か確認しています。)

都道府県の薬務課や厚生労働省としては

どんな内容で、どれだけの数の通報が入れば動いてくれるのでしょうか?

今回のNOATOクリームに関しては、

かなり早い段階からネット上では「おかしい」という声がありましたし、通報があったはずです。

化粧品にステロイドが含まれていたという事件は後を絶ちません。

今年に入って既に2件続いています。

事件再発防止に向けた法的規制はこれ以上出来ないのでしょうか?

また、NOATOクリーム以外にも僕のところにはアトピービジネス(薬事法違反を含め)の情報が集まりつつあります。

情報提供をしたいので一度メールにてご連絡をいただけないでしょうか?

よろしくお願いいたします。

警察関係者の方へ

エンジェルグレイスの件もまだ解決していませんが、NOATOクリームに関しても厳格な捜査を要望します。

詐欺ではなく、「間違って混入した」という説明に信憑性のあるものかどうかは、

きちんと司法に判断してもらえることを僕らは望んでいます。

薬事法違反、行政指導、自主回収だけで納得されている方は誰一人としていません。

「エンジェルグレイス」に関しても

訴えるに訴えられず泣き寝入りしている方たちが多いことを知ってください。

最後に、読者の皆さんへ

非常に残念ですし、腹立たしいことですが

アトピー患者さんを狙ったお金儲けは後を絶ちません。

自らの健康を守るためには

怪しい商品は使わないこと。

ステロイドもプロトピックも入ってないのに、良く効く薬があるならば

僕らはとっくに病院で処方しています。

ましてや化粧品でそんな「ミラクル」は存在しません。

白黒はっきりしなきゃ使えないようなものは使わない。

そして

怪しい商品はきちんと通報することです。

今回の記事にあったように「8人」通報すれば国民生活センターもしくはお役所は動いてくれるんです。

NOATOクリームは今までのステロイド入り化粧品に比べると早い段階で決着がついたほうです。
(もちろん、もっとはやくに解決できたとも思います。)

一人一人が「おかしい」と声をあげれば、

アトピービジネス関係者に甘い蜜を吸わせることもなく、事件は解決できると思います。

アトピービジネスは撲滅できると思います。

アトピービジネス関係者との戦いに、ステロイドを使っているかいないかの区別は関係ないはずです。

一致団結して、情報を共有しあって、

一個ずつ摘発していきましょう。

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NOATO(ノーアト)クリーム

さて、もう発表されたので喋ってもいいでしょう。

http://noato.net/index.html

調査どおり

「NOATOクリーム」

ステロイド検出です。

成分は「プロピオン酸クロベタゾール」

病院でもらえる同じ成分のステロイドは「デルモベート」

もっとも強いステロイドです。

販売元の株式会社ラバンナ。

あなたの犯した罪は大きい。

僕はこのブログでなんども警告したはずですよ。

とりあえず、速報でブログアップしました。

詳細はまたお伝えします。

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成分の解らないものは使わないようにする。

昔の記事にも書きましたが

今の時代、

だれも中身の知らない「秘伝のお薬」は使ってはいけないと思います。

塗る薬、飲む薬、サプリメント。。。

「中身は秘密、でもアトピーに良く効きます。」

なんていう宣伝文句

始めから疑ってかかった方が良い。

特に、沢山の人に効果が出たような事が書いてあったら要注意。

まだまだ、こっそりステロイドを混ぜてくる偽医療従事者がいそうです。

もし、

そういう方からよく解らないお薬をもらう時は

「成分を教えてください。」

と言うようにしましょう。

それで、教えてくれないなら

自分の身を守る為に、使わない、飲まない。

もらった薬、サプリメントが怪しかったら、県の薬務課に報告する。

一人一人がきちんと対応するそれだけで、アトピービジネスは減っていくと思います。

それでも、逃げ切れると思っているアトピービジネス関係者のあなた!!

僕のブログは国のお役人さん、大学皮膚科関係者も沢山読んでいるのですよ。

アトピー患者さんを食い物にしてお金を儲けようとすれば、これからは必ず捕まります。

よーく肝に銘じておいてください。

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理解出来る人達だけへのメッセージ

世の中、そう簡単にうまい話は転がっていません。

あなたが感じた

「おかしい。」

という気持ちは、ひょっとしたら正しいのかもしれません。

確かに「これ」、すこしヒリヒリします。

僕からの提案。

白黒はっきり決着がつくまでは、使用禁止。

継続するのは、安全性が確かめられてからにして。

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偽科学

アトピービジネスは

やはり、宗教的な要素が多く入り込みます。

だから、はじめは

「なんかおかしいかも。。。」

という違和感を覚えます。

患者さんが感じる、この違和感をなくす為に

つまり、疑っている患者さんを信じ込ませる為に

アトピービジネス医療従事者は、主に2つの手を使います。

一つめ

「患者さんの体験談を利用する。」

治った人がいる。

ということを証拠として、疑っている患者さんを説得する。

「僕の治療法を始めてから、患者さんは良くなった。」

と胸を張るアトピービジネス医療従事者に対して

こんなことを聞いてみてください。

「では、その治療法を始めてから悪くなった人は?」

「その治療法で変わらなかった人は?」

???

まぁ、おそらく

「この治療法で良くならない人はいない。」

と胸を張って答えるでしょうね。

だって、悪化した人や症状が変わらなかった人は

どんどんドロップアウトしていくだろうから

良くなった人しか残らない。

100%の治療法の完成です。

つまり、評価する母集団が極端に偏っているんですよね。

こういうのを医学的には

「バイアスがかかる。」

と言います。

医学では、こういったバイアスがかからないように評価します。

新しいお薬の評価なんかは

本物か偽物(プラセボ)か

処方する医者は解らない

ましてや患者さんも解らない。

そのうえで、お医者さんは結果を評価する。

ダブルブラインド法というやつがよく使われます。
(もちろん、お医者さんも患者さんも双方同意の上での治験ですよ。)

だってお医者さんも患者さんも

本物の薬かプラセボか、答えを知っていたら

結果を評価する時に、ひいき目で見ちゃうでしょ?

面白い事に、偽物の薬を飲んでいる人でも

ある一定の効果が出ちゃんですよ。

これを「プラセボ効果」と言います。

2つめ

「偽科学を利用する。」

人を信じ込ませるのに

科学っぽいことを利用します。

この科学っぽさはピンからキリまであります。

脱ステを推進する常套句としての

「ステロイドは体にたまる。」

という初歩的な偽科学。

経皮毒で見られる

「経皮吸収されたものは肝臓で代謝されない。」

といった、ちょっとひねってあるもの。

脱保湿療法で見かけた

「ワセリンが角化の促進作用に加担する可能性がある。」

といった、可能性だけで根拠のない空想。

これらの一見、科学のように見える偽科学を使う事で

疑う患者さんを説得していきます。

「体験談と偽科学」を使って

疑う患者さんを信じ込ませるのですが

僕のような人間に医学的(科学的)な間違いを指摘されると

「医学は完璧ではない。」

と、突如「科学」を手放します。

そして

「治った。」という信者さんを利用して

「ほら、治った人がいるだろ?」

となります。

信じ込ませるまでは、科学っぽい事を利用するんです。

でも、その間違いを指摘すると

科学批判にまわるんです。

最後は

「治ったから良いじゃないか。」

。。。

いや、宗教なら宗教で良いんです。

そうならそうと始めから

「これは科学的な証拠はありません。宗教です。」

と患者さんに伝えれば良いんです。

わざわざインチキな科学を持ち出して

「いかにも」

と思わせているところがタチが悪いんです。

人を説得するのに

医学を持ち出しておきながら

自己理論の科学的な矛盾を指摘され

最後に医学の存在そのものを批判する医療は、

宗教と同じです。

注意してください。

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カリスマ自然療法師②

以前お知らせした

自称カリスマ自然療法師による不適切治療に関して

そんなに多くの方は騙されないだろう、と思ってたかをくくっていました。

しかし、藁をもすがる思いの患者さんには

こういった明らかに怪しい治療法でも、救いを求めてしまう事があるのですね。

もう一度改めて注意を喚起したいと思います。

まず、この方のホームページの掲示板(おそらくいずれ閉鎖およびコメントは削除されてしまうと思いますが)にて患者さんによる治療者本人に対する疑惑が提唱されています。

「以前、医師と名乗ったにも関わらず、医師免許を持っていないのではないか?」

これに対する治療者の回答は、依然ありません。

医師免許がないにも関わらず「医師である。」と宣言し治療行為を行う事は医師法に違反します。

また、これは治療者本人の資質の問題として

「Yahoo知恵袋に自然療法士と名乗りわいせつな質問および回答を繰り返している」

との指摘があります。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1314717753

これに対する治療者の回答はなく、

現在では、関連する知恵袋での質問および回答は削除されています。

まぁ、後半の問題は「治療者としての資質」に関する事であり

ここではコメントを控えさせて頂きます。

一番の問題であるのは

「医師であるように振るまい治療行為を行う事」

また

「ネット上での健康相談に対して不安を煽る回答を行い、標準的な治療を否定する事で自身の治療法を宣伝する。」

といった典型的なアトピービジネスの手法がとられているところです。

例えば

「微熱がしばらく続いていて心配。」

といった質問に対して

「膠原病の疑いがある。」

「ステロイドによる治療は危険であるので自分のところを受診しなさい。」

「リバウンドなしの脱ステが行えます。」

といった内容の回答を行っています。

この回答を鵜呑みにしてしまうと非常に危険です。

もちろん、ネットで自分の健康状態を安易に報告し、

誰だか解らない人間の回答を参考にする事自体が問題ですが。。。

健康被害が出てからでは遅い、

と思いましたので注意を喚起させて頂きました。

医療には100%や「絶対」はありません。

そして科学者は「100%○○である。」とは言わない人種です。

医者、ましてや科学者でもない人間に

自分、そしてお子さんの健康や命を預ける事は本当に危険です。

注意してください。

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調査内容は今のところ秘密

昨日から調査開始したアトピービジネスの内容については

決着がつくまで、秘密にします。

どんなことを調べているかというのは、実際の所

ご連絡をくださった方と僕しか知りえません。

しかも、僕は家族や親しい友人の誰一人にも内容を打ち明けていません。

なので、本当に誰も知らない状況ですので

ネット上の噂にはご注意くださいね。

現在は、証拠集めに力を注いでおります。

全部そろったところで、お役人さんにバトンタッチしようかと考えております。

国が動いてくれなさそうであれば、次は皮膚科学会しかないかなぁ。。。

まぁ、しばらくは地味な仕事を続けるとします。

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調査開始

ブログ読者の方からメールを頂いて

あるアトピービジネスの調査を開始しました。

ご本人さんのお話とネット上で収集出来る内容から

「怪しい」とか「グレーゾーン」というレベルではなく、

状況証拠的には「ほとんど黒」だと判断し

今日はお役人さんに30分くらい相談させてもらいました。

この情報については、進展があり次第記事にアップしていこうと思います。

なるべく被害が広がらない段階で決着をつけたいというのが

ご連絡をいただいた方と僕の共通する思いです。

本当にアトピービジネスは次から次へと後を絶ちません。

しかも、10年前からどれも似たような手口です。

もうそろそろ悪徳業者の方には

「アトピーを商売にしても儲からないし、患者さんは騙せないよ。」

ということを知って頂きたいものです。

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常識にとらわれない発想

仕事でも研究でも

どんな場面でも、常識にとらわれない発想を要求される場面が出てきます。

しかし、

医療においてだけは

常識にとらわれない発想は許されません。

それはただの人体実験。

いきなり人様に、突拍子もない治療をしてはいけません。

もし、どうしてもしたいんであれば

十分に検討(基礎研究や臨床試験)してから行うべきです。

それが無理なら、

まずは自分か、自分の大切な人にしてみてから行うべきです。

標準的な治療法がおかしいと言って

自分の人体実験を正当化する医者がたまにいますが

皆さんはしっかり見極めて、判断してください。

どこまでが医学で解っていて

どこからが医者の哲学で変えられる範囲なのか

専門的な知識がなくたって

ある程度解ることは出来ます。

その判断基準はやはり

「普通に考えたら、それはおかしい。」

だと思います。

「なにかおかしいぞ。」

っていう心の声を聞き逃さないでください。

怪しい治療法、怪しい商品に騙されないコツは

この、心の小さな声を聞き逃さないことです。

あなたは気がつかない振りをしていても

もしかしたら

あなたの周りでは、その心の声を口に出している人がいるかもしれませんよ。

「ねぇ、そんなことで本当にアトピーが治るの?」

「それで治るんなら、みんな既にやっているんじゃない?」

「どうしてその治療法はその先生しかしないの?」

腹を立てず

すぐに言い返さずに

じっくり考えてみてください。

専門家に聞かなくとも、実は心には答えが用意されているのかもしれません。

お蔭さまでブログランキングすごいことになっています。
これも皆さんのお陰です。
感謝。

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白魔術、黒魔術

お恥ずかしい話なんですが

僕は中学生の時に

「白魔術、黒魔術入門」

みたいな本を買って、本気で信じていた時期がありました(笑)。

なんやら、怪しいお祈りと

怪しい木くずを集めてですね

なんとか一つ、願いを叶えてみようと思ったんです。

そこで、中学生の僕は真剣に考えました。

一つ願い事をするなら、何にするか。。。

お金持ちになりたいのか?

それとも

クラスのアイドルのゆきこちゃんから好かれたいのか?(笑)

大きく出て

世界平和か?

すっごく悩んだ挙句

僕がした願い事は

「努力家になりたい。」

(笑)

それ、願い事ちゃうやん。。。

で、今、僕は結構頑張り屋さんの類に入るほうの人間かな。。。

だからと言って

あの頃の、魔術が叶ったとは思っていないですよ(笑)。

まぁ、呪いの魔法をして誰かに迷惑かけてたわけでもないし、いいかな。。。
(中学生の僕がかけた呪いの魔法なんて全く効果ゼロでしょうけど、笑)

でも

あの時

「お前、そんな魔術なんてウソだよ。」

と直接言ってくれた、賢い友達には真剣に腹が立ちました(笑)。

「なにしてくれんねん、自分。」

って、心の中の悪い子ちゃんが牙をむいてました。

信じて、はまっちゃってる時って

何を言われてもダメね(笑)。

傍から見たら、

「お、なんか変なのにはまっちゃってる。。。」

ってすぐに気が付くのに。。。

おしまい。

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カリスマ自然療法士

自分でカリスマ自然療法士と名乗っていらっしゃる方のホームページを読みました。

なんと、現代医学では治せなかった20近くの難病を、自身の新しい治療法で治癒させてしまったそうです。

当然、アトピーも完治出来ます、と宣言。

脱ステ、脱プロトピックを積極的に謳われています。

詳しく読んでみましたが

たぶん、お医者さんではないんでしょうね。

免疫の専門的な説明が、医学的にところどころおかしいですし。。。

アトピービジネスについても注意するようにしてください、と自ら呼びかけていました。

。。。

いくら医学的に知識がない方でも

こういう宣伝に騙されてはいけませんよ。

すがりたい、信じたい気持ちは解りますが。。。

こういう医療者の方については

「脱ステロイドを勧める医療者たち」

のカテゴリーで解説してあります。

自分の治療法が世の中のどんな病気をも治せてしまうすごいもので、自分を「神」のように錯覚してしまうタイプです。

だって自分でカリスマって言っちゃってるもん。。。

この治療法については、さすがに僕のブログの読者の方は引っかからないと思いますが、念のため記載しておきました。

ご注意を。

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アトピー治療の権威?

今回、京都で行われた国際学会は

世界中の皮膚科研究者が集まる非常に大きな会でした。

世界中から有名な先生方が、大勢参加され

開会の挨拶では、総理大臣からの祝電が読みあげられるほどのものでした。

また、この学会の直前には

これまたアトピー研究の非常に大きな国際学会がありました。

ネットで見れるプログラムや、頂いた抄録で面白そうな研究があるかどうか調べてると共に

僕はある人物の名前を探していました。

それは

「Drマセソン」

あるアトピー治療団体が、アトピー性皮膚炎の分野で世界的権威と宣伝するアメリカ人皮膚科医です。

もちろん

こんなに大きな、そして世界的に権威のある学会の中ですら、彼の名前は見つける事ができませんでした。

アトピー治療の権威であるならば

この学会、もしくはこの前に行われたアトピーの国際学会で

講演を頼まれるか

最低でも、彼の名前が研究発表の中に見つけられるはずです。

僕には未だに

Drマセソンが世界で10本の指に入るようなアトピー治療の権威

という宣伝文句の根拠が解りません。

彼はいったいどこの分野で有名な人なんでしょうか。。。

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桃源クリーム

少し昔、

桃源クリームというクリームがありました。

これはね、

ステロイドが入っていないと謳っていながら、結局ステロイドが入っていたクリームです。

昔の関連記事を探して見つけ出したところ、2004年の事なんですね。

あれからまだ数年しか経っていないけれども

エンジェルグレイスが今度は出て、問題になりましたね。

また何年かすると、同じ手法でお金を儲けようとする人が出てくるんだろうな。。。

どうやったら、みんな騙されないで済むだろう。。。

うーーん。

僕にはまだ答えが見つかりません。

以下にネットで見つけ出した「桃源クリーム」の関連記事を付けておきます。

この時は、背後にオウム真理教がついていたんですね。

このブログが、何か皆さんの考えるきっかけになれば良いかなと思います。


2004年07月06日(火)
オウム幹部ら6人逮捕 医薬クリーム無許可販売 (東京新聞)
 オウム真理教(アーレフに改称)信者らが「アトピーに効く」などとして無許可で医薬品成分を含むクリームを販売していた事件で、警視庁生活環境課、公安部などは六日、薬事法違反(医薬品無許可販売)の疑いで、教団幹部野田成人容疑者(37)=東京都足立区六木三=と信者の男女五人の計六人を逮捕するとともに、世田谷区南烏山の教団関連施設など都内、神奈川県、埼玉県内の四十七カ所を家宅捜索した。

 野田容疑者は、上祐史浩教団代表の「正大師」に次ぐ五人の「正悟師」の一人で、教団の集中修行担当役員。同課などは違法クリーム販売の売上金の流れなどを追及する。野田容疑者は調べに対し、黙秘しているという。
 調べでは、野田容疑者らは、医薬品成分を含んだ「桃源クリーム」を無許可で販売しようと計画、昨年二月下旬から今年四月初旬までの間、都知事の許可がないまま、同教団の信者らが運営する販売代理店などを通じて、品川区の主婦(28)ら約七百二十人に対し、クリーム計約二千三百個を約一千九百万円で販売した疑い。
 クリームは一個八千円で、うち三千五百円がクリームを詰め替えるなどし、代理店に納入していた立川市の自営業中野清被告(36)=薬事法違反罪で起訴=に渡り、残り四千五百円が取り次いだ代理店の取り分になっていた。
 同課は教団への資金の還流についても追及する。
 クリームは通信販売などの形で客に郵送されていたが、高濃度のステロイドが含まれており、深刻な皮膚トラブルに陥った患者もいた。

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アトピービジネスの良い例

このブログはココログの無料タイプを使用しています。

そうすると、どうしてもスポンサーのリンクが下についてまわります。

おそらくブログの内容と関連するテーマを自動表示するシステムだと思います。

で、

だいたい僕はアトピー関係の記事が多いので、アトピーに関係したリンクが自動表示されます。

いつもリンクの説明読みながら

「あやしいなぁ。」

と思っていたのですが、

最近、まじめにじっくり読んでみました。

うん。

これぞ「アトピービジネス」

今日だけは試しに読んでみてください。
(ちなみに、このブログはアフェリエイトしてませんよ。)

まず

「ステロイドを怖いと煽って秘伝の治療法を伝授するという方法」

皮膚科医は皮膚ばかり見て心を見ていません、とはアトピービジネスでよく目にするフレーズです。

こう言うと、自分達は「心を見ています。」

というイメージを植えつけることが出来ますね。

でね、

実際、同じ冊子をネット上で高額で配布して、良くてもメールで相談にのるだけで(これも時に有料で)、それぞれ個人の心を見ていると言えるんですかね。

少なくとも、皮膚は見てない。

更には、心も見えていないんじゃないのかな?

それから

「アトピービジネスには気をつけて、と言いながら高額で冊子を販売する方法」

これはね、ある意味卑劣です。

「アトピーの人を救いたい。」と言いながら冊子を販売し、結局はお金儲けをしたいのですから。

皆さん、テレビでこういうのたまに見ませんか?

「今、世間では悪徳商法が流行っていて大変危険です。

皆さん注意が必要です。」

と言いながら、実はこれを説明している業者が悪徳商法している様子。

悪いものを例に挙げ

それと、うちとは違うんです、という前振りで安心させ、自分を信じ込ませる

対比による単純な心理トリックですね。

本当にアトピーの人を救いたいなら、無料で情報を公開したら良いじゃない。

なぜ、冊子を売る。

それは、やっぱりビジネスだからでしょ?

「アトピーを治したい」は建前で、本心は「お金を稼ぎたい」からでしょ?

アトピービジネスの氾濫を防ぎたいのなら、こういうところで意地でもお金とらないでしょ。

信念として。

どれも冷静に考えたら騙されないように思うのですが

不安や混乱で追い詰められた状態なら、手を出してしまうかもしれませんね。

逆に言うと、不安や混乱で追い詰められた状態の人を限定にビジネスをしているのですよ。

惑わされて、失敗して

「死にたい」

とまで思う人が出てくるようなビジネスが、本当に良いビジネスだと思いますか???

アトピービジネス、脱ステロイド

一部良くなっている人がいることは否定しません。

でもね、

その他の多くの人が不安になったり、苦しんだり、命を絶とうとまで考えてしまうような

そんな負の面には全く目を向けないで、

良くなった、良くなった

だけ取り上げるアトピービジネスは、僕はやっぱり間違っていると思う。

アトピーは選ばれた一部の人間しか治らない病気ですか?

わざわざ特殊な一部の人を、アトピービジネス関係者は自分達で作り出していませんか?

いつかこのココログ自動表示にも

みんなを幸せにしようとするステキなスポンサーがついてくれる事を切に望みます。

↓この1票が声となってスポンサーにも届きますように。
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Immunotherapy allergy rush③

前回、Dr.マセソンなる人物について簡単に調べたことを報告しました。

主なものを整理してみますと

1) 研究活動に20年近く携わってきたとの記載があるが、筆頭著者論文は一つもない(2008年4月2日まで)。

2) 医学博士Ph.Dではなく、アメリカ皮膚医学博士なる資格を持つ。

3) オレゴンヘルスサイエンス大学皮膚医学教授、セントビンセント病院顧問、メリディアンパーク病院顧問なる肩書きは持つが、ホームページ上に彼の名前を見つけ出す事は出来ない。

4)オレゴンメディカルリサーチセンター総合皮膚科病院なる研究所からは論文が一つも出ていない(2008年4月2日まで)。

今回、また少し彼について調べてみましたので報告します。

まず、

1) 研究活動に20年近く携わってきたとの記載があるが、筆頭著者論文は一つもない(2008年4月2日まで)。

ものすごくタイムリーなことに、今回記事で指摘した数日後にPubmedで彼の第一作目である論文が閲覧可能になりました。

彼の名誉のために言っておきますが、

時期的にタイムリーだからと言ってこの論文は、僕が論文を一つも書いていない、と指摘されたため書いたものではありません。

数ヶ月前に、論文を書いて投稿したものがちょうどこの時期に掲載になったのでしょう。

ちなみに、この論文がオレゴンメディカルリサーチセンター総合皮膚科病院からの論文第一号にもなります。

あの、

よくわからない方に説明しますが

これって決してすごい事ではないんですよ。

研究をしていると言うからには、少なくても論文を書かなくては世の中で認めてもらえません。

論文を出してない研究施設は、研究施設とは言いません。

さらに言うと

論文は出して当たり前で、どこの雑誌に掲載されるか、またその後どれくらい引用されるかが大事になります。

彼の論文が初めて掲載された雑誌は、インパクトファクターがつくような(一般的にインパクトファクターは良い雑誌程点数が高いです。)研究者に認められているとは言えないような雑誌でした。

少なくとも彼は、研究に関しては素人と言って良いレベルだと思います。

次に

2) 医学博士Ph.Dではなく、アメリカ皮膚医学博士なる資格を持つ。

これですが

アメリカ皮膚医学博士はどうやら

Diploma of the American Board of Dermatology

の事を指しているようです。

まずね、日本語訳が間違いです。

これを医学博士とは言いません。

そもそもこの資格がなんなのか調べてみたところ

The American board of dermatology (ABD)という民間の団体が認定している資格です。

このABDの母集団にamerican board of medical specialties (ABMS)と呼ばれる団体があり。

この団体は、皮膚科以外にも内科、外科、さらにそれらを細分化して現在145種類の専門家の資格を与えています。

資格を取る為には論文を書く必要がなく、実習、講習、試験にて認定をもらえます。

まぁ、少なくとも医学博士と言えるものではありません。

ある民間の団体からは認定された皮膚科医である、というぐらいのレベルです。

3) オレゴンヘルスサイエンス大学皮膚医学教授、セントビンセント病院顧問、メリディアンパーク病院顧問なる肩書きは持つが、ホームページ上に彼の名前を見つけ出す事は出来ない。

これに関しては、オレゴンヘルスサイエンス大学に直接Eメールを出しました。

Dr.マセソンなる人が教授と名乗っているのだけれどもホームページでは名前が見つからない、

教えて欲しいと。

ほら、だって、なにかの間違いで彼の名前が載っていない場合もあるでしょ。

疑いを持っている僕の間違いかもしれないし、直接問い合わせています。

お返事が頂けるまでしばしおまちを。。。

などなど色々調べているうちに、ある事に気がついたんです。

初めて、彼の治療法の説明、彼のプロフィール、彼の研究所の説明を読んだ時に

「あれ、おかしいな。」

と、自分が思った理由。

今更やっと解りました。

それは

説明が全部日本語なんです。

言い換えると、英語の説明がまったくないんです。

彼はアメリカ人で、主にアメリカで皮膚科医として働いて来たはずです。

今ある診療実績、研究実績は、普通であれば英語での説明が始めにありきで、それを日本語訳したものが後からついてくるのが順番でしょう。

このImmunotherapy allergy rushは名前こそ、そして治療者こそアメリカ人でありながら説明文、紹介、全部日本語なんです。

日本語のページ、と書いてあるから騙されていましたが、そもそも英語のページなんて存在しないんです。

これは日本人のためにわざわざ作られた治療法である可能性が高い。

少なくとも、全米で評価され、それを日本人向けに紹介したものではない。

英語でネット上を検索し

唯一発見した彼のプロフィールがあります。

そこのオレゴンヘルスサイエンス大学について見てみると

clinical professor

とありました。

つまり、臨床教授。

臨床教授と教授は違う肩書きです。

普通、臨床教授は一般の病院で臨床を主にやって来られた方(もしくは大学である程度まで研究をされて一般の病院に出られた方)に与えられる資格です。

微妙に違うんです。

うーーん。

アメリカ皮膚医学博士と言い、大学教授と言い、訳している日本語が真実を反映していないと感じてしまいます。

ちなみに、

彼の経歴を唯一英語で読めたものは、プリントアウトしたものを画像として取り込んだものでした。

他のページまたは彼の経歴の日本語訳はしっかり入力してあったのですが、英語で書いてある彼の経歴は画像。

これは邪推かもしれませんが、

英語で記載された経歴だけ画像なのは、アメリカ人関係者(医療、大学)が彼のことを調べようとした時にネット上でひっかからないようにしたため???
(彼の経歴が英語で正しく入力された記事を発見もしくは更新された時には慎んで訂正します。)

それから、オレゴンメディカルリサーチセンターについては英語のホームページは存在しません。

一つだけヒットしたのは、アメリカ版口コミ病院情報サイトでオレゴンメディカルリサーチセンターについてコメントしているもののみです。

この口コミも1件だけ

「乾癬と湿疹を専門とした良い病院です。」

みたいなことが書いてあるだけです。

乾癬という病気は日本語の紹介文では全然出てきませんでしたし、このコメントをした人も本当の患者さんであるかどうかも不明です。

やはり、全体を通して言えるのですが、

何かおかしくないですか???

腑に落ちないところがありすぎて、僕にとっては疑惑が深まるばかりです。

普通のアメリカ人皮膚科医を、誰かがアトピーの特別な治療者として祭り上げ、日本人を狙って商売しているとしか思えない。。。

もちろん、Dr.マセソン本人にその気がなければこの治療ツアーは成立しないでしょうが、

それよりも、

この治療法や彼のイメージを作り出す日本語の出来る人間の協力なくしては存在し得ないものですね。

こういう場合、どこにお金が流れて行っているか、お金の上流を辿ると誰が意図的に嘘をついているのか(もしくは何かを隠しているのか)が解ります。

まぁ、犯人探しが僕のブログの目的ではないので、この辺でやめておきます。

あくまでも「アトピー性皮膚炎の不適切治療に対する情報公開」と「アトピービジネスと思われる治療法に対する注意喚起」までが僕の仕事だと思っていますので。。。

↓この治療法に注意するように、他の方にも教えてあげてください。
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Immunotherapy allergy rush②

以前お知らせしたImmunotherapy allergy rushについての続編です。

この怪しい治療法はそんなにまだ普及していないだろうと甘く見ていましたが、ネットで調べたら出てくる出てくる。

こりゃあ本腰入れて調べないといけないと思い、勉強してみました。

Immunotherapy allergy rushのホームページを見ると、Dr.マセソンなる人が出てきます。

残念ながらこの人、標準的な皮膚科の世界では無名の人です。

ただね、僕が勉強不足で知らない場合もあるじゃないですか。

そこできちんと調べてみました。

まず、彼は20年にわたり研究をしてきたそうなので、どのような論文を書いているのか、世界中の医学論文が検索出来るPubMedにて検索をかけてみました。

結果、予想通りですが、彼が筆頭著者になった論文は一つもヒットしませんでした。

そうなってくると、普通世の中では「医学博士PhD」は取得出来ません。

彼は医学博士PhDを持っている可能性はきわめて低い。

彼の肩書きを見てみると

「メディカルドクター、アメリカ皮膚医学博士」

なんじゃ、アメリカ皮膚医学博士って。。。

例えば、アメリカの一般的な研究皮膚科学会であるthe Society for Investigative Dermatology (SID)ではそんな資格出していないはずです。

これは推測の域を出ませんが、近年日本でも話題になったお金だけで学位を買うディプロマミルか、自分で勝手につくった肩書きの可能性があります。

こうなってくると彼の所属も怪しくなってきます。

オレゴンヘルスサイエンス大学皮膚医学教授とあります。

論文を一つも書いていない医者がアメリカの大学皮膚科の教授になれるのだろうか。。。

実際、オレゴンヘルスサイエンス大学の英語で書かれたホームページに飛んでみました。

まず医者の検索で「Robert Matheson」なる人を探してみました。

さすがに皮膚科の教授がひっかかってこないことはないだろうと。。。

ところが、そんな医者オレゴンヘルスサイエンス大学には所属していません。

はて、検索の間違いだろうかと思い、面倒くさかったのですが個々のサイトでチェックしていきました。

オレゴンヘルスサイエンス大学には皮膚科として9つのクリニックがあるようです。

全部見てみました。

やっぱりRobert Mathesonという医者はどこにもいません。

ここの大学の皮膚科の教授でありながら、どこにも名前すら出てこないなんて。。。

次に肩書きである「セントビンセント病院顧問」

そもそも顧問ってなんじゃ、と言う話ですが、私こういうのめげずに調べるの大好きです(笑)

セントビンセント病院も英語のホームページへレッツゴー!

さてさて、「Robert Matheson」で検索と。

うむむ。

やはりそんな医者はいないぞ。。。

ラストは「メリディアンパーク病院顧問」

だから顧問ってなんやねん、って思うのですが、もしかしたらこの病院にはいるかもしれない。。。

はずはないですよね。

どこにもいませんでした。

普通ね、こんなことないですよ。

大学皮膚科の教授でありながら、病院の顧問でありながら、まったくその人の名前が見つからないなんて。。。

かなりシャイな人?(笑)

ではでは、現在研究を行っていると記載されている「オレゴンメディカルリサーチセンター総合皮膚科病院」。

ここの研究内容はどんなんだろう。。。

これまた発表論文をPubMedで検索してみました。

当然ありません。

ええ、ここの研究室から発表されている論文が一つもないのです。

つまり世の中に公表しうるような研究は一つも行っていないという事。

日本でもアメリカでもそうですが、発表論文がない研究室にグラント(研究費)はおりません。

普通、アメリカでは有名な研究室はNIHのグラントをとって、豊富な研究資金があります。

まぁ、論文一つもないんだから研究費取れるわけないよね。。。

ちなみに「メンバーシップ」にも、やたらと沢山所属が書いてありますがどれも怪しいものばかり。。。

「アレルガンハーバード研究室」ってなんじゃ。。。

ハーバードって名前がついたら日本人はみんな信じると思っているんだろうか。。。

まぁ、経歴詐称そのものは違法にはならないので、これだけで犯罪と言うことにはなりませんが、限りなく黒に近いグレーですね。

まずね、この人のやっている治療法がアメリカで一般的な治療法ではないことを認識しましょうね。

アメリカには米国皮膚科学会のアトピー性皮膚炎治療ガイドラインがあり、これは日本とほぼ同じ内容です。

日本とアメリカのアトピーの治療が180度違うなんてことはないのです。

では、Dr.マセソンの治療法で良くなった方たちのブログ、ホームページから解ることはなんでしょうか。

良くなった方皆さんに共通して言えることは「スキンケア、アレルゲンの除去がきちんと出来ている」こと。

でもね、よく考えてみてください。

きちんとアトピー治療が出来る日本の皮膚科の先生は「スキンケア、アレルゲンの除去の指導」をちゃんと保険の範囲内でしてますよ。

わざわざアメリカまで行って高いお金払って学んでくることなんでしょうか。

このように「アトピービジネス」はどんどん巧妙になって来ています。

保険外の高額な医療費で、効果のある治療法を混ぜてくるのは違法ではないですからね。

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アトピー利権

「アトピービジネス」とは金沢大学医学部皮膚科教授の竹原和彦先生が1998年に皮膚科専門誌に提唱した造語である。

2000年には、文藝春秋から新書「アトピービジネス」が出版され、今まで整理されていなかったアトピー性皮膚炎に対する不適切な治療の数々、その背景を、一般の人たちも知る事が出来る最初のチャンスとなった。

しかし、新書「アトピービジネス」は医学的な知識のない一般の人たちにとって決して読みやすい書物ではなかったため、内容の素晴らしさとは裏腹に、それほど広く知られていない。

そして、すぐさまアトピービジネス関係者は書物「アトピービジネス」をいっせいに批判することとなる。

その批判の多くはネット上で行われ、インターネットで情報を収集することが多いアトピー患者さんの誤解、混乱は良書「アトピービジネス」発行後8年が経過する現在も収まらずにいる。

さて、ネット上で「ステロイド批判」、「脱ステロイド」を煽るアトピービジネス先導者はどういった人物達であろうか?

近畿地方で脱ステロイドを勧めるS医院は、ネット上において精力的にステロイド批判、プロトピック批判を繰り広げている。

しかし、実際に診察を受けた方たちの話を総合すると
「湿疹は見ずに、まず血液検査をされる。ダニ、ほこりがアトピーの原因と説明され、そして最後は関連会社の高額な布団用品一式のパンフレットを渡される。」という。

表面上は巨大な日本皮膚科学会を相手に一人戦う正義の味方を演出しているが、実際は個人の金銭的利益を追求するエゴイストに過ぎない。

また、ステロイド混入で薬事法違反となったピュアライン(蘇生院)元代表O氏は、医師ではないにもかかわらず医師免許証のコピーを販売元に見せて身分を偽ったり、経歴を詐称(朝日新聞社の取材で経歴詐称は認めている)することでアトピー患者をだまし、高額なクリームを販売していた。

一般的に皮膚科の外来をアトピー性皮膚炎で受診した場合、かかる費用としては診察代と薬代、それからスキンケア、生活指導などをした場合の管理指導料Ⅱ(月に1回のみ。患者3割負担で300円)のみである。

そして、正しい治療でアトピーは必ずよくなる。

僕の場合、時として一人のアトピー患者さんの診察に30分以上時間をかけることがあるが、この時も患者負担金額は変わらないし、また勤務医である僕の収入が増えるなんてことはない。

つまり、アトピーできちんとした治療をした場合、医療従事者に高額な金銭的利益が生まれることはなく、また患者さん側の負担も法外な値段となる事はないのである。

しかし、残念なことにアトピーは一つのビジネスの対象として確立してしまっており、金銭的利益を享受してしまっている人たちはやすやすこの利権を手放したくないのは容易に想像つくところである。

いまや「アトピービジネス」などというニュートラルな言葉の響きでは不十分であり、「アトピー利権」といったほうが良いのではないだろうか。

これからもきっと、アトピー利権に群がる医療従事者、業者は後を絶たないだろう。

では、どういった対策をたてればいいのだろう?

強力な対抗手段の一つは、やはり患者本人が賢くなること。

すくなくともアトピーに関しては、金銭的利益のためにだまそうとする人間がいることを忘れてはいけない。

次にネットでもアトピーに関する正しい知識が入るような環境整備。

皮膚科学会には頑張ってもらいたいし、僕もこつこつブログを更新するしかない。

「脱ステロイドしてます」のブログ以上の数の「標準的な治療してます」のブログがネットにあるともっと多くの方が安心するのではないだろうか。

ただ一つ、混同してはいけないこととして、アトピー利権に関わらない脱ステロイド患者さんの存在である。

間違った情報に惑わされて脱ステロイドをしている患者さんと、アトピー利権にぶら下がる人々とは同じ立場ではない事をはっきりさせておくべきである。

この部分が抜け落ちてしまうと、アトピーの患者さんのためにと思ってしたことが、結果としてアトピーの患者さんを遠ざけてしまう事になりかねない。

脱ステロイドを選んでしまったことは悲しい事ではあるが、アトピー利権に絡む人たちのような悪い事をしているわけではない。

正しい知識が入るように、そして専門家の意見に耳を傾けられるように、周囲がサポートしてあげることが重要ではないだろうか。

一部のアトピー利権に群がる人たちのせいで、一番苦しい思いをされているのは脱ステロイドをして戦っておられる方たちだろうから。

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日本皮膚科学会への苦言(というほででもない雑文)

皮膚科医「○○さん、どうぞ。今日はどうしました?」

患者「半年間くらいエンジェルグレイス使っていたんですけど、最近ステロイドが入っていることが解ったみたいで心配で。。。」

皮膚科医「ええと、エンジェル??」

患者「エンジェルグレイスです。」

皮膚科医「それは何ですか?」

患者「柚子天然エキス配合の化粧品で、ステロイドが入っていない、という宣伝文句だったんですが、実はステロイドが入っていたみたいで。。。」

皮膚科医「ええと、どんなステロイド?」

患者「確か吉べたなんとか。。。」

皮膚科医「うーん、それじゃ解んないな。。。」

患者「でも、販売元からすぐに使用を中止して皮膚科専門医受診してください、って言われて。」

皮膚科医「そうか。。。まぁ、ちょっと皮膚診てみましょうか。。。」

。。。

いきなり、こんな始まり方でごめんなさい。

この数週間で、こんな会話があちこちの皮膚科であったんだろうな、と想像していたところです。

本日付けでやっと日本皮膚科学会のホームページに「注意:ステロイド入り化粧品回収情報」という案内が出ました。

山梨県が「エンジェルグレイス モイスチャークリーム」「ピン モイスチャー」「フェアリースキン」の3商品にステロイドが混入していたと発表したのが3月3日。

今日は17日。

ちょうど2週間ですね。

僕のブログの管理者ページの解析を見ると、エンジェルグレイスなどの商品で検索して、このブログを見てくれた人のピークは始めの3.4日。

今日に限っていうと、エンジェルグレイスで検索かけた人はピーク時の10分の1くらい。

いや、身内なのであえて厳しく言いますが、皮膚科学会の発表遅くないですか?

きっと本当に情報が必要な人たちは、初期の段階でネットで検索かけてしまっていて、今、この時期に検索かける人は少ないですよ。

それに、産経ニュースのリンク貼付けてますけど、すでにほとんどの方はネットでその記事読んでますよ。

効果的なタイミングでの発表でもないし、効果的な内容のアナウンスでもないと思います。

多くの皮膚科医は「エンジェルグレイス」の存在を知らないだろうし、枕に使った会話があちこちで起きていたのではないかと危惧します。

僕が患者で、この事件を知らない皮膚科医に当たってしまったら、医療不信の引き金になるかもしれません。

ステロイドが怖いという間違ったイメージを持った人なら、ますますステロイドが怖くなると思います。

ここはきちんとフォローアップすべきところなんじゃないでしょうかね。。。

学会のホームページには「注意:ステロイド入り化粧品回収情報」で産経ニュースのリンクを貼るのではなく、ステロイド外用剤の正しい使い方のリンクをつけたり、アトピー性皮膚炎の一般的な治療について簡単にまとめてみたり、ステロイド外用剤の副作用の誤解をなくせるような工夫を一緒に盛り込めませんかね。

それから、こういう事件が起きた時、皮膚科学会会員にはすぐに知らせるようなシステム(まぁ、メールが無難なんでしょうか。)を作って、「ステロイド入り化粧品が見つかりました。貴院外来にて被害に遭われた患者さんが受診される可能性があります。以下詳細情報を添付します。ご参考ください。」のような内容をアラートで送るとか。。。

うーん、学会に求めすぎでしょうか。

「お前が偉くなった時にやれ。」

と言われそうですね(笑)。

やっぱり、アトピー治療で本当に悩んだり、困ったり、惑わされたりしている人たちはネットに多くの情報を求めると思うんです。

皮膚科の外来に来てくれる方が全てではないし、会ってお話し出来る方はまだ色々誤解を解くチャンスのある方達。

皮膚科にも行きたくない、でもどうして良いか解らない人たちへの、きちんとした立場の人からのメッセージが少なすぎますよね。

だから多くの方が今回の事件の被害に遭われた訳で。。。

偉そうな事を書きましたが、僕は、今の僕ができることをやるしかないんですよね。。。

さて、今回、沢山のメールを被害に遭われた方から頂きました。

どれも切実で胸が詰まる思いでした。

お返事させてもらっても僕の力不足で、お力になれなかった方々ごめんなさい。

またいつかお力になれるように、僕ももう少し、人について、気持ちについて勉強しますね。

今後は、皆さん「すごく良く効く秘伝の薬」には注意しましょう。

きっと同じ手法でお金儲けをしようとする人が数年に1回は出てくると思います。

今日も長くなりました。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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エンジェルグレイス④

「エンジェルグレイス」さらに続報です。

製造元の業者が明らかとなりました。福井県鯖江市の業者「ピュアライン」(元取締役Oさん)です。

このブログで、以前より指摘していた業者と一致しました。

さらに衝撃の事実が判明しました。

この「ピュアライン」に併設している蘇生院の院長Oさんは医者ではありません。

蘇生院が蘇生医院ではなかった理由、それは経営している方が医者ではなかったからなんですね。

今では読めなくなった蘇生院のホームページでは、Oさんの経歴に東大医学部卒とありました。

そしてあたかも医者であるかのように患者さんに治療行為を行っていました。

「アトピー駆け込み寺」を謳い、重症のアトピーや乾癬の患者さんには、100万円〜200万円の治療費を請求していました。

これは明らかに医師法第17.18条に違反し31条に該当すると考えます。


以下、医師法を抜粋します。

第17条 医師でなければ、医業をなしてはならない。

第18条 医師でなければ、医師又はこれに紛らわしい名称を用いてはならない。

第31条 次の各号のいずれかに該当する者は、3年以下の懲役若しくは100万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
1. 第17条の規定に違反した者

このブログは誰か個人を攻撃する為に立ち上げたものではありません。

ですので、個人名は匿名とさせて頂きました。

また、これ以上の法的な問題や解釈は専門家の方にお任せしたいと思います。

「アトピービジネス」にだまされないように、

ウソのステロイド情報に惑わされて間違った治療法を選ばないように、

そういう思いで4年前にブログを立ち上げ、記事を書き続けてきた僕としては、「許せない。」を通り越して「悲しい」気持ちで一杯です。

「ステロイドは怖いので、このステロイドの入っていない高額なクリームを買いなさい。」

というのも

「ステロイドが怖いので、この高額な入浴剤を買いなさい。」

というのも

「ステロイドが怖いので、この高額な布団セットを買いなさい。」

というのも

「ステロイドが怖いので、この高額な浄水機を買いなさい。」

というのも、

信じる前にちょっと考えてみませんか?

信じてしまった人も、もう一度立ち止まって考えてみませんか?

「脱ステ」のために、仕事を休んで、辛い思いをして、そこまでしなくてはいけないほどステロイドは怖い薬なんですか?

あなたが知っているステロイドの怖い知識は本当に正しいのですか?

「ステロイドのせいで辛い思いをした。」それは本当にステロイドのせいなんですか?

誰かからステロイドのせいだと思わされていませんか?

そして、その誰かは本当に信じることの出来る人なんですか?

例え、今回の「エンジェルグレイス」のような事件があったとしても。

僕のブログが誰か一人の心にでも届いてくるのならば、普段の診療で疲れた体にむち打ってブログを続けてきたことも報われます。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

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エンジェルグレイス③

「エンジェルグレイス」の原料は福井県内の業者から仕入れているとの記事が出ました。

「エンジェルグレイス続報」で報告したある業者と一致した訳ではありません。しかし、他社であるとするには共通点が多すぎます。

みなさんはどう考えますか?

さて、福井県内の業者に対し朝日新聞社の取材によると

「本日、社内調査をした結果、動物用皮膚クリームの研究用に入手していたステロイドホルモンを含む軟膏(なん・こう)を、男性従業員がワセリンと取り違えて調合した。そのままエステ社に出荷し続けていた」

とのこと。

。。。

大人の世界でこういう言い訳が通用すると思っているのでしょうか??

間違って原料にステロイドを入れ続けて、1万7千個製造するまで気がつかなかった?

あまりにも大量になくなっていく動物実験用??のステロイドをおかしいと思わなかった?

それだけ大量のステロイドをいったい、どんな動物に、どれだけの量、使っていたというのでしょうか?

僕は皮膚科医であってジャーナリストではないのでこの辺でやめておきますが、本当に憤りを覚える事件です。

「エンジェルグレイス」を使用していた方で、特に注意が必要な方は以下の方々だと思います。
(もちろん個人によって異なりますし、出来る限り皮膚科専門医の受診をしてください。)

もともとアトピー性皮膚炎もしくは慢性の湿疹があり、

エンジェルグレイスを連日長期(1〜2週間以上)使用していて、調子が良かった方。

上記の方は急に使用を中止すると湿疹が増悪する可能性があります。

ベストな選択はすぐに皮膚科専門医の診察を受けることです。

どうしても無理な方はすぐに使用を中止せず、2日おき、3日おきと外用を減らしていくようにしてください(テーパリングと言います。)。

この途中で湿疹が増悪してくるようであれば、ここでは自分でなんとかしようとせず(かえってこじれます。)、必ず皮膚科専門医の診察を受けてください。

上手な例えではありませんが、高速道路で自分の出していたスピードにびびって急ブレーキをかけたら大事故になります。

こういう場合は、徐々にスピードを落としていって様子を見ることが大事です。

慌てず、冷静にです。

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エンジェルグレイス続報

エンジェルグレイスにステロイドが含まれていたニュースを先日お知らせしました。

出荷数が非常に多く、ネット上でも人気の商品だったようで、多くの方が被害に遭われているようです。

販売元の「ルイール コン美ニエンスショップ」では、エンジェルグレイス商品案内のページを既に削除してあります。

そこには「ステロイドは入っていません。」としっかり書かれ、「妊婦さんや赤ちゃんにも安心してご使用いただけます。」と記されていました。

使用者の声も多く掲載され、中には「ステロイドの使用量が減りました。」というアトピー患者さんもいたようです。

実は、あるブログ読者の方より「自分が使用しているエンジェルグレイスという化粧品からステロイドが検出されました。」との連絡を2月中頃に頂きました。

その段階で日本皮膚科学会や厚生労働省は動いていたようです。

まだ公にされていないことでしたが、実際に使用されている方への被害縮小を考え、調査もしくは捜査の邪魔にならないような形で「アトピー駆け込み寺」の記事で紹介させていただきました。

当時、販売元の「ルイール コン美ニエンスショップ」には、以下の質問を送らせて頂きました(メール本文より主要部分を抜粋)。

Date: Sat, 23 Feb 2008 16:08:05 +0900 (JST)
From: 僕の@メールアドレス
Subject: エンジェルグレイスについて
To: info616@luire.co.jp
教えて頂きたいのですが、成分分析を外部機関にて調査しているとのことですが、
いつ頃私たちが知ることが出来ますでしょうか?
もしもう結果が出ているようであれば教えて頂けますか?

OEMと書いてありますがもとの商品名は何になりますか?
よろしくお願いいたします。
--------------------------------------

ちなみに、OEM(オーイーエム)とはOriginal Equipment Manufacturingの略で他社ブランドの製品を製造すること(Wikipediaより抜粋)。つまり、他の名前でも商品の流通があることを意味します。

これに対し以下のお返事を頂きました。
(メール本文より主要部分を抜粋。メールを頂いた担当者の方のお名前は控えさせて頂きます。)

From:
"担当者の方" <担当者の方@luire.co.jp>
To:
僕の@メールアドレス
Subject:
【LUIRE】お問い合わせの件です。
Date:
Mon, 25 Feb 2008 11:51:26 +0900

> 成分分析を外部機関にて調査しているとのことですが、
> いつ頃私たちが知ることが出来ますでしょうか?
> もしもう結果が出ているようであれば教えて頂けますか?

現在のところ、「調査結果待ち」となっております。
結果が出るまで、今しばらくお待ち下さい。

> OEMと書いてありますがもとの商品名は何になりますか?
もとの商品名は「ピュアラインクリーム」という商品名になります。

なお、再入荷の際には、メールマガジン等でお知らせさせていただきますので、
ご迷惑をおかけいたしまして、誠に申し訳ございませんが、
何卒、よろしくお願い致します。

 ◆ルイール コン美ニエンスショップ◆ 
。☆ * 。+゜ ★.・゜:* ☆。・*。★゜+。:*゜☆+゜。:*゜★.・+゜☆。


この段階で販売元が「エンジェルグレイス」にステロイドが含まれていることを把握していたかどうかは不明です。

しかし、「エンジェルグレイス」の商品案内に堂々と「ステロイドは使用していません。」と書いてあること、また、自ら成分分析に依頼しているところをみると、ステロイドを混ぜているのは別の会社である可能性があると考えられます。

ではどこか?

今回受け取ったメールで「ピュアラインクリーム」という新しいヒントを頂けました。

そこで「ピュアラインクリーム」について調べてみました。

ヒットしたのは一件。

福井県のある会社が、以下のようなキャッチフレーズで「ピュアラインクリーム」を販売しています。

「ゆずりん(保湿クリーム)
“ゆずりん”は肌が本来持っている保湿力を回復させるのに効果的なクリームで、ユズエキスを主体とした天然エキス類が主成分なので安心と安全性をお約束します。」

この「ピュアラインクリーム」が「エンジェルグレイス」のOEMである「ピュアラインクリーム」であるかどうかは解りません。

ただ、「エンジェルグレイス」が天然ゆず成分配合を全面に謳っており、非常に類似点が多い商品であると言えます。

この福井県の業者は、実は併設の医院を持っています。

それがS院。

「アトピー駆け込み寺」を謳うアトピー、乾癬の治療院です。

「エンジェルグレイス」の事件発覚後、なぜかここのホームページは閉鎖されてしまいました。

現在では以下のような案内だけ読めます。

※ 重要なお知らせ ※
この度、保湿クリーム開発サイドとの協議により、
クリームの販売を継続していくことが困難となりました。
既に在庫も尽きかけており、ご愛用中のお客様に満足なサービスを提供させていただくことができません。つきましては、本日を持ちまして、保湿クリームの販売を停止させていただくこととなりました。
現在まで、ご愛用・応援してくださった皆様には大変申し訳なく存じます。
突然の連絡にてご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。


だそうです。

ここの院長の経歴が以前は読めました。

それによると東大医学部卒、平成11年度 社会文化功労賞 受賞とあります。

ホームページの1面には(おそらく)重症乾癬の患者さんと思われる方の治療前の全身写真と治療後の写真が掲載されていました。

「西洋医学と東洋医学の融合」

「西洋医学に見捨てられた患者たちよ。」

「アトピー駆け込み寺」

などという刺激的なキャッチコピーが踊る異様なホームページでした。

この段階で、ここの院長が「エンジェルグレイス」の開発者であるという情報はネット上でもちらほら確認出来ました。

そこで、販売元の「ルイール コン美ニエンスショップ」に再度メールにて確認しましたが、お返事は「勉強不足のためわかりません。」とのことでした。

そして、昨日のニュースの日を迎えます。

共同通信の記事にあるように

化粧品製造販売会社「ヴェルシーナ」は「原料は他県の業者から調達」と言っています。

この「他県の業者」が例の福井県の医院であるかどうかはいずれわかることでしょう。

この事件は「ステロイドを使いたくない。」「ステロイドが怖い。」といった患者さんたちの弱い心を利用した非常に悪質なものだと思います。

そして、残念なことにこういった事件は後を絶ちません。

アトピービジネスの頂点に立つ、実際にお金を儲けることが出来る人たちは、ウソをついてまでステロイドの怖さを語ります。

それは全て自分の金儲けのためです。

本当に、お願いですから、こういう人たちの言うことにだまされないように注意してください。

最後に、「エンジェルグレイス」を使われていた方へのご連絡です。

エンジェルグレイスモイスチャークリームから検出されたステロイド「吉草酸ベタメタゾン」の検出量は販売元の発表によると製品1g中、約0.00009g(0.009%)だそうです。

吉草酸ベタメタゾンはリンデロンVGと同じ成分のステロイドです。

一般に病院で処方されるリンデロンVGは吉草酸ベタメタゾンの濃度が0.12%です。ですので販売元の発表を信じるならば「エンジェルグレイス」はリンデロンVGの約1/13の濃度となります。

この場合、短期間、少量使われた方は、それほど心配する強さではありませんが、使用部位に炎症、発疹など異常が現れているようでしたら必ず皮膚科専門医の受診をしてください。

また長期間、保湿剤代わりに毎日使用されていた方、突然外用をやめると今までステロイドでコントロールされていた湿疹が急激に増悪する場合があります。

すぐに皮膚科専門医を受診することをお勧めします。

この際、ステロイドが怖いからと言って「脱ステロイド」をすすめる医者のところには間違っても受診してはいけません。

アトピービジネス側にとって、ステロイドの間違った知識を植え込むのに今が絶好のタイミングだということを肝に銘じておいてください。

「エンジェルグレイス」に裏切られたショックは計り知れないものと思います。

でも、ここは気持ちをグっと持つべきところです。

慌てず、冷静に。

あなたには正しい判断が求められています。

必ず標準的な治療を勧める皮膚科専門医に相談してください。

このブログでもステロイドについての情報は記載してあります。

参考になれば幸いです。

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エンジェルグレイス

以前「アトピー駆け込み寺」の記事で書いた、天然柚子エキス配合の保湿クリームにステロイドが含まれていた件ですが、ようやくニュースになりましたのでお知らせします。

「エンジェルグレイス モイスチャークリーム」「ピン モイスチャー」「フェアリースキン」の3商品を使用していた方は、使用中止後にアトピーが増悪する可能性もあります。
お近くの皮膚科専門医を必ず受診してください。

また、「アトピー駆け込み寺」を謳う開発者のホームページも閉鎖されています。
この病院を思い当たるかかりつけの方も、お近くの皮膚科専門医の受診をしてください。

この件に関しては、また時間をかけて解説していきます。今日はお知らせだけにさせてください。

以下、記事を転載します。

山梨県は3日、化粧品製造販売会社「ヴェルシーナ」(同県昭和町)が、ステロイド剤の一種「吉草酸ベタメタゾン」を含む化粧クリームを無許可で製造、販売していたなどとして、製造販売中止と自主回収を指示したと発表した。
 県や同社によると、対象は化粧クリーム「エンジェルグレイス モイスチャークリーム」「ピン モイスチャー」「フェアリースキン」の3商品。
 県によると、吉草酸ベタメタゾンはかぶれなどの副作用があるが、健康被害の報告はないという。県が薬事法違反(無許可無承認医薬品の販売)の疑いで調査している。
 3商品は平成16年7月から19年11月にかけ、計約1万7000個が出荷された。
 国から依頼を受けた県が今年2月に成分検査を実施し判明した。
 同社は「原料は他県の業者から調達しており、吉草酸ベタメタゾンが含まれているとは知らなかった。信頼を裏切って申し訳ない」としている。

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Immunotherapy allergy rush

どうやらImmunotherapy allergy rush というアメリカ治療ツアーがあるようです。

Drマセソンというアメリカの皮膚科医が開発した治療法らしく、日本からも多くのアトピー患者さんが参加しているとのこと。

治療法は、一種の脱感作療法というもの。

これは10年から20年前に流行した(今も一部行われている)、アレルゲンとなる物質をちょっとずつ皮膚に注射して、体に「大丈夫ですよー。」と覚えさせていく治療法です。

僕も小児喘息があり、血液検査で家のホコリとダニが悪いということで、毎週ダニエキスを注射してました。

でも喘息の原因って決して家ダニだけではないし、もっと複雑なものでしょ?

最近はあまり見かけない治療法ですね。。。

Immunotherapy allergy rushで行われているのは、どうやらアレルゲンを2週間くらいかけてアメリカで注射してくるもののようです。

最後に注射液を渡され、帰国後も注射を継続するというもの。

ただし、この注射は内科医にしてもらうように指示を受け、決してアレルギー専門医のところには行かないように言われるそうです。

なぜだろう?
。。。

さらに、この持ち帰った注射液を調べたところ、脱感作療法に効果があるといわれている濃度の1/1000しか含まれていなかったようです。

なぜだろう?
。。。

「医学的根拠が不十分な治療内容であると推定され、アトピー性患者が安易に信じ込むことが懸念される。」

と「日本アレルギー学会」から「日本皮膚科学会」に報告があったようです。

そりゃそうだわね。

ただ、明らかに疑わしい内容と思われても、違法であることを立証することは現実的に難しいらしく、日本皮膚科学会としてはこうした治療実態があるという認識にとどめる結論になった、

と、皮膚科医しか読むことの出来ない専門誌に書いてありました。

なんじゃそりゃ。

一番情報が必要な人のところへ伝わっていないでしょ。

この情報は僕ら皮膚科医じゃなくてアトピーの患者さんに教えないといけないんじゃない?

まぁ、現実的に学会としてグレーゾーンの治療に厳格に対応するのは難しいのはわかりますよ。

でも、ほら、頭のいい人たちが集まっているんだから、みんなでウーーンと考えて、何かうまいこと出来ないんですかね。

少し前は、金沢大学教授の竹原先生が頑張って「アトピービジネス」という本出したりしてましたけど、その後、アトピービジネス関係者がいっせいに竹原先生を攻撃して、竹原先生個人にだけすごい負担がかかるようなことが起きました。

だから余計に、学会としてきっちり見解をださないといけないんじゃないかなぁ。。。

個人が矢面に立ったら、そりゃどんなに強い人間でも傷つきますよ。

次に出てきたオピニオンリーダーに対して、学会はサポートするんだろうか。。。

などなど考えながら、皆さんにImmunotherapy allergy rushについての注意点をお知らせしました。

ご参考までに。


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アトピー駆け込み寺

まず、行ってはいけない医療機関のひとつに

「アトピー治療の駆け込み寺」を謳っている病院です。

普通、駆け込み寺とは

どうにもならない深い悩みを抱え、お金もない、自分ではどうすることも出来ない人たちを、利害関係関係なく善意で受け入れてくれる寺(機関)

であるべきです。

救う側は高い倫理性と人格を有した人が行うべきであり、どうにもならない人たちに見返りを求めるような小さい人間には出来ないはずです。

アトピー治療だけに限らない話ですが、今の世の中「駆け込み寺」は商品を売るための単なるキャッチコピーとなっています。

このキャッチコピーにだまされてはいけません。

なにしろ「駆け込み寺」を謳う医療機関はとにかく高い。

ほぼ保健外なため、高額な医療費を請求してきます。

僕が調べたところでは

重症アトピー:100万〜200万

といったところもありました。

こんなの尋常じゃありませんよ。

ちなみにある病院は、

「ステロイドを使用してない」と謳った天然柚子エキス配合の外用剤を販売しています。

かなり高額で。

しかし、この「ステロイドを使用していない」と謳っている軟膏にはステロイドがしっかり入っていることが最近解りました。

また、インターネットショッピングでも大々的に売り出されているため、いずれ大きな社会問題となると思います。
(まだニュースにもなっていません。)

心当たりのある患者さんはその軟膏をもって必ず皮膚科専門医(出来れば大学病院)を受診してください。

皆さんが持ち込んだ軟膏が証拠になります。

いいですか。

「駆け込み寺」を謳いながら、本当に許せないことをしている最低な医者もいるのですよ。

古い記事ですが、「脱ステロイドをすすめる医者」を分析したものがあります。

脱「脱ステロイド」のカテゴリーから読めますので、じっくり読んでみてください。

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アトピービジネス被害者110番

アトピービジネスは、悪質なものが多いため

善意で弁護士さんたちが活動してくれています。

↓  ↓

http://homepage2.nifty.com/bengosi/atopicpress.htm

なかなかこういうページって読まれることはないんでしょうね。

残念。

無責任に「絶対治ります、アトピー!!」なんてやっているところは

ここの弁護士さんに通報してくださいとのことです。

「脱ステロイドを勧められて、結局良くならず、仕事を休んだり、辞めざるを得なかった方たち」が対象になるようです。

いろいろ書いてありますので、じっくり読んでみてはいかが?

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食事療法で死亡。

医師の資格がないものが医療行為を行うことは法律上禁止されています。
しかし、アトピー性皮膚炎に関しては、医師でない者が医療行為ではない形で治療し
大きな問題を引き起こしています。
今回の事件も、そういった法律では引っかかってこない「名前の上では医療行為ではない」医療行為によっておきたものでしょう。
命に関わる治療は当然の事ながら、仕事を長期間休まなければいけないような治療を
医者以外の人間がおこなっているのは大変問題です。
根拠もなく、「絶対治ります!!」と言い切る人間についていってはいけません。
自分の健康を守るのは自分ですよ。

↓今回の記事抜粋
7日午後7時ごろ、大分県玖珠町の別荘で、アトピー性皮膚炎の食事療法を受けていた神戸市東灘区の無職女性(27)が死亡したと玖珠署に通報があった。

女性は3月下旬から、福岡市で養生所を経営する男性(54)の指導を受けていたが、
身長約160センチで約50キロあった体重が約2週間で約40キロまで減少。玖珠署は8日に司法解剖を実施したが、遺体に外傷などはなく、死因は特定できなかった。
組織検査などによる特定には約1カ月かかる見込み。

玖珠署は別荘から診療カルテなどを押収。男性から事情を聴くなどして、食事療法と死亡に因果関係がなかったか慎重に調べている。

調べでは、女性は体質改善として、玄米やゴマ、野菜ジュースなどを食べていた。
数日前からふらつき始め、7日午後6時すぎに容体が悪化。男性が病院に運んだが、すでに死亡していた。

女性とともに食事療法に参加していた大分県の50歳と福岡県の54歳の女性に異常はないという。

アトピー性皮膚炎をめぐっては、科学的根拠の薄い食事療法などを使った民間療法が1990年代以降はんらん。日本皮膚科学会は専門の委員会をつくり、ステロイド外用剤などの適正な使用を中心とした標準治療の重要性を訴えてきた。

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