カテゴリー「子供のアトピー」の6件の記事

妊娠中の食事とアトピー

僕は小さい頃、喘息を患っていたのですが

この原因について母親は

「私が妊娠中に卵と牛乳取りすぎたせいだわ。。。」

と勝手に分析して

以前は妊婦さんを見かけるごとに

「妊娠中に卵と牛乳を取りすぎちゃダメよ。」

と間違った啓蒙活動を続けていました(苦笑)。

妊娠中の食事と子供のアトピー発症に関する研究は

だいぶ多くの論文が出て、先進国の間ではある程度共通の理解が得られています。

それは

「妊娠中の母親の除去食に、子供のアトピー発症予防効果がない。」

ということです。

これは欧州小児アレルギー学会や米国小児学会においても同様で

妊娠中の除去食を勧めていません。

研究対象になった食物には

乳製品、卵、魚、牛肉、ナッツなどが含まれ

一般にアレルゲンとして有名なものばかりです。

つまり、妊娠中に

あれも食べちゃダメ

これも食べちゃダメ

などの、つらい除去食生活は医学的には根拠がないということ。

だからといって、不規則で偏っている食生活をしても良いってわけではないですよ。


僕の小児喘息は成人になるとともに治癒しましたが

僕の苦しい発作のたびに、母親は妊娠中の食事のことを悔やんでいたんだと思います。

子供が病気になると、親はつい自分を責めてしまいます。

しかし、アトピーに関しては

妊娠中の食べ物と発症に関係がありません。

アトピーの子を持つお母さん

間違った知識で自分を責めて、苦しまないようにね。

お母さんが好きなもの食べて幸せだっていう気持ちは

お腹の赤ちゃんにも伝わっていたと思いますよ。

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アトピーのお子さんを持つお母さん

アトピーのお子さんを持つお母さんって

みんな、限界のところで頑張っているんですね。

僕のブログを読んでくれているお母さんたちは

きっと、ステロイドの良い話も悪い噂も全部知っている人たちだと思う。

だから、

何を信じて良いのか?

誰を信じていいのか?

日々悩み、苦しんでいるんですよね?

お母さんたちの大きな苦しみに気がついている

皮膚科のお医者さんってどれくらいいるんだろう?

「もっと早く連れて来てくださいね。」

僕も無意識に、お母さんたちを追いつめてしまう言葉を発していたな。。。

アトピーが悪化する度に皮膚科で聞く

「家のホコリが悪い。」

「妊娠中の食事が悪い。」

「薬の塗り方が悪い。」

「子供が痒がって可愛そう。」

「アレルギーは一部遺伝します。」

気がつけば、全てお母さんたちを追いつめる言葉。

毎晩、痒がるお子さんと一緒になって眠れないでいるのは誰?

お薬を毎日塗ってあげているのは誰?

血の付いた下着を心痛めながら洗濯しているのは誰?

まずは、お母さんたちに

「お疲れさま。よく頑張っていますね。」

と言いたいです。

悩んで、考えて

結果、ステロイドを使っても、使ってなくとも

その苦しんだ大きさが子供に対する愛の大きさですね。

どうしようもなくしんどくなったら

お子さんをぎゅっと抱きしめて

大きな声で泣いたら良いんですよ。

そうしたら

お母さんの気持ちを全部感じ取ってくれると思います。

大丈夫、いつか良くなる時が来るって。

だから、もうちょっと。

もうちょっとの辛抱だよ。

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おばあちゃんとヘルパーさん

今日、診察したおばあちゃんは

施設にずっと住んでいる身寄りのないおばあちゃん。

両足にしつこい湿疹があって、なかなか治らないらしい。

一緒について来たヘルパーさんは、はじめから険し表情で

「何回薬つけたって、本人取ってしまうんです。」

「うちは痴呆の方ばっかり多くて、薬もうまく塗れません。」

「本人に治す気がないんだから、どうしようもありません。」

と涙ながらに訴えます。

まず、介護をしている人が疲れ切っている状態。

ヘルパーさんの訴えを聞きながら

僕は実は、当のおばあちゃんの表情を伺っていました。

おばあちゃん

軽く苦笑い。。。

ちゃんと話を理解しているんですよね。

「しょうがないな。」

っていう顔でヘルパーさんの訴えを、優しく聞いていました。

こういう時

どっちも責めちゃいけないんですよね。

特にヘルパーさんを怒ってはいけない。

経験的に

おばちゃんの湿疹治すには

ヘルパーさんの心のケアが必要になってきます。

同じようなことは、アトピーのお子さんとそのお母さんの診察で見ることがあります。

アトピーのお子さんを持つお母さんは、疲れ切ってしまっていることが多い。

だから、外来ではお子さんの訴えよりお母さんの訴えの方が強かったりします。

当の本人は、人ごとのように僕とお母さんの会話を聞いています。

こういう場合、まずはお母さんの心のケアからスタートかな。

お母さんとの信頼関係が築けたら

今度はアトピーの治療は、僕とお子さんに任せてもらう。

お母さんには見守ってもらう立場でいてもらうようにする。

いつまでもお母さんがアトピー治療の主役でいると

お子さんが成人になった時

アトピーについても、治療についてもなんにも知らない状態になってしまう。

自分のことは自分で管理出来るように

お子さんが少し大きくなったら

一歩後ろに下がって見守ることが出来ると

治療がうまくいくことが多いですね。

自分の子供のことになると難しいんですけれども

信頼出来るお医者さんを見つけることが出来たら
(ここが一番難しいかもしれませんが。。。)

次は、医者とお子さんに任せてみる、っていうことも大事なのかもしれませんよ。

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子供のアトピー

お母さん。

完璧でなくてもいいんですよ。

100点満点の人間なんていないんだから。

このままじゃ、将来苦労するから。。。

気持ちは子供に十分伝わってます。

痒くて眠れず

夜中に一緒に起きていてくれたことは、

大きくなっても覚えています。

病気を治すことは、他人でも出来る。

でも、病気になっても笑っていられる心を作るのは

いつも一緒にいるお母さんにしか出来ないでしょ?

皮膚だけを見ないでください。

少し悪くなっても、悲しまないでください。

あなたしか出来ない、

子供の心を育ててあげてください。

大丈夫。

アトピーはきっと良くなるから。

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子供のアトピー

この記事は、多少科学的根拠にかけますが知っておいて損はないのでまとめておきます。

アトピーが悪化する原因に精神的なストレスがあります。

試験前や、転勤、引越しでストレスがかかった時に、湿疹が増えたという体験を持つ人も多いと思います。

このストレス、実は子供のアトピーにも関係があると言われています。

例えば、2人目の子供が産まれてすぐに、一番上の子がアトピー発症というケース。

一見何も関係ないように見えますが、子供が親に注目して欲しいというサインと解釈する専門家がいます。

下の子供に注目がシフトしつつあるのを子供自身が感じているのです。

はじめのうちは僕も疑心暗鬼で

「そんなやつおらへんやろぉー。」

と思っていましたが、実際診察で聞いてみると同じようなケースが多いのにびっくりします。

お兄ちゃんが風邪で入院した時期に下の子のアトピーが悪くなりました。

こういうの結構多いです。

兄弟がいないお子さんの場合、

引越しなどの環境の変化、両親の喧嘩、転校、入学

などに伴って、アトピーが悪くなるケースもあります。

もちろん、これらがすべてではありません。

また、お母さんが悪いとか、誰が悪いとか、そういう話をしているのでもありません。

ただ、子供自身も気づいていない心のストレス、親に発信した言葉にはならないサインがあるのです。


お母さん、お父さんは、アトピーが悪くなった時に

食べ物や、ほこりや、家のつくりとかを気にするだけでなく

「何かこの子は、私たちに気づいて欲しいことがあるんじゃないだろうか」

と考えてください。

そして、どんな言葉でもいいので

本人に直接、きちんと子供の気持ちを解っていることを説明し、愛情を表現してあげてください。

「弟はまだ小さくてなにも出来ないから、お母さんは少しだけ多くの時間を弟にかけてあげないといけないの。放って置かれているように感じてるなら、本当にごめんね。でも、変わらずにあなたのことは愛しているから心配しないで。」

という風に。



ストレスを出来る限り除くのが親の仕事ではありません。

大人になれば、どうにも解決できない問題が沢山あって、我慢しなければいけないことが多いのはみんな知っていること。

そのストレスをわかってあげて、変わりなく愛情を表現してあげることが大事です。


これは大人になっても同じことでしょ?

好きな人に話を聞いてもらって、抱きしめてもらえたら落ち着くじゃないですか。
(この文章、うちの嫁が読んだら多くの苦情が出そうだな。笑)

別に、問題を解決して欲しいわけじゃなくて、気持ちを解ってもらいたい

その上で、愛情を表現してもらえたら、明日から頑張ろう!!という気になりませんか。

子供はうまく言葉に出来ないから、病気になったり、他の手段でアピールすることもあるのです。

皮膚だけじゃなく、子供の心にも向き合えたら

素敵な親子関係が築けるのではないでしょうか。

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♪きれい大好き♪倶楽部

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アトピーっ子のストレス

先日、アトピーっ子のストレスに関する興味深い調査結果をもらいました。


①お父さん、お母さんが思っている以上に、アトピーっ子は日常生活でアトピーの影響を受けている。


アトピーっ子の対人関係に、アトピーが影響を及ぼしていると感じているお母さんの割合は14.2%

一方、アトピーっ子の答えでは33.2%。

また、人前に出ることへの影響は、お母さんの調査では12.2%

アトピーっ子は、31.8%の割合で影響があると思っているみたい。

お母さんが思う以上に、アトピーっ子は日常生活で対人関係の障害を感じているみたい。

皮膚は見えるけど、見えない心のケアにも注意を払いたいですね。



②アトピーっ子にとって苦痛度が高い治療は、1番目は掻く行為を減らすこと、2番目は食事制限。


掻いちゃだめって言うことは、子供にとって苦痛なんですよね。

また別の記事で詳しく書きますが

子供が掻いている時は、その手をつないで一緒に歌を歌うことをお勧めします。

お母さんにとっても子供にとっても、掻いちゃだめ!っていうのはストレスです。

手をつないで歌うのは、大人にとってはバカバカしいけど楽しいですよ。

思わず笑ってしまうはず。お勧めです。


食事制限は、今から10年~20年前に流行したものです。

小児科の先生がよく好む治療法であり、最近ではほとんど効果がないという科学的なデータも出始めています。(ただし蕁麻疹に関しては別です。)

過激な除去食で、成長障害がおきたお子さんや、死亡したお子さんの報告まであります。

安易な除去食は、お子さんのストレスだけでなく、危険なものです。

注意しましょう。


参考資料:アトピー性皮膚炎患児調査レポート、川島眞 監修

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