カテゴリー「脱「脱ステロイド」」の22件の記事

脱ステのきっかけ

このブログをはじめてから、大変多くの脱ステ経験者の方からメールをいただきました。

そして、感じてきたことは

脱ステのきっかけの多くが皮膚科医不信にある、ということ。

もちろん、僕にメールをくれる脱ステ経験者の方は無作為に抽出したアトピー患者さんではないため、

きちんとしたデータではなく、あくまでも経験としてのお話。

そんな中

今日は久しぶりにアトピー治療で有名な先生方の著書を読み返してみました。

そして感じたことは

「なんとなく他人事」

なんだろう、この感覚の違いは。。。

科学的、医学的には正確な記載をしてるんです。

根拠のあることを言ってるんです。

でも、なんか上滑りな感じがしてしまう。。。

アトピー性皮膚炎の不適切治療が蔓延した理由の一つに、マスコミの影響があるのも理解できるんですが

なんというのかな、

それは単に「油」であって「火」ではないように感じるんですよね。。。

だからいくら「油」がまかれないように

学会として監視していても

ぽつぽつとあちこちで小さなボヤは起きているように思います。

悲しいことに

「アトピーの患者さんをちゃんと診察しない皮膚科医」

の存在を、皆さんのメールを通して知ってしまうことが多い。。。

ここをすっとばして

脱ステの原因は、ステロイドの間違った知識だのマスコミの責任だの言われても

皮膚科医不信を経験した患者さんにとっては、納得するどころか腹立たしいだけですよね。

基礎研究に没頭していくと、こういうところが見えなくなっていくような気がします。

西洋医学をする人間が

医学や科学を知らないのは問題ですが

そればっかりになって医業を忘れてしまうようでは、誰のための医学研究かわからなくなります。

「患者さんと向き合う。」

当たり前のことだけれど、考えれば考えるほど深いテーマかもしれません。

アトピービジネスが付け入る隙は

僕ら皮膚科医が作っている部分もあるんですよね。

ゆっくり、じっくり僕は活動を続けていくことにします。

応援の1日1クリックありがとうございます。

ご意見ご感想はskinnext@yahoo.co.jpまで。

|

「歯を食いしばって頑張る。」

僕は長い間、この言葉の信者でいました。

苦しさに耐え、それでも前に進んでいくことが大事だと思っていました。

歯を食いしばっていることで、充実感は得られましたし

頑張っている自分、ストイックな自分が

どこかカッコいいなんて勘違いしていた節もあります(笑)。

昔、オリンピックで結果を残せなかったマラソン選手が

「苦しい練習に耐えることで満足してしまっていた。」

と言ったコメントをテレビで聞いたことがあります。

その時は、「なるほどなぁ。」と感心していたのですが

それからも僕は歯を食いしばって頑張っていたような気がします。

歯を食いしばって頑張ると

心がどんどんすり減っていくのが解ります。

ふと気がつくと、自分の引き出しの中が空っぽであることを実感します。

誰かの賞賛の声や、目に見える結果で、

その虚しさを一時だけ、埋めることも出来ますが

またすぐに乾いた自分に戻っていきます。

。。。

脱ステロイドは、頑張らずに出来る治療法ではありません。

楽しく、心を穏やかに保ちながら行える治療法ではありません。

身をすり減らし、

自分の心が壊れないように必死になりながら

続けなければならない治療法です。

治療は

頑張る事が目標になってはいけません。

時には、頑張らない事だって必要です。

立ち止まる事は恐い事ではない。

振り返る事は悪い事ではない。

「後戻りする勇気」だって時には必要です。

最近、脱「脱ステロイド」をしたブログ読者の方からこんなメールを頂きました。

「私がそうだったように、まず最初の一歩は、先生の記事を読んで、ちょっと立ち止まって考えてみること。
凝り固まった自分で作り上げてしまった世界に、小さな風穴をあけること。
その上で、自分の治療を冷静に判断し、選択できる人が増えればいいなぁと思います。」

これからも、僕のブログを読んで

立ち止まり

考えてくれる人が

少しでも増えてくる事を願ってやみません。

いつも応援の1クリックありがとうございます。

以下のアトピー関係のスポンサーは怪しいものばかりです。
だまされないように注意してください。↓

|

普通に考えたら、それはおかしい。

治療の最終ゴールは、もちろん病気を治すことです。

ではなぜ、病気を治したいか考えたことがありますか?

あなたはなぜ今の病気を治したいですか?

少し考えてみませんか?

これは大事です。

ちゃんと考えてみて。

いいですか?

僕が用意した答えは次の3つです。

1つ、その病気が命を脅かすものである場合。

2つ、病気のせいで他の人と同じように生活が出来ない場合。

3つ、特に病気のせいで困っているわけではないのだがなんとなく。

皆さん、どれか一つに当てはまるんじゃないでしょうか?

まぁ、熱心に僕のブログを読んでいる方の中に、3つ目の答えの人はあまりいないと思いますが

アトピー性皮膚炎の患者さんの多くは2つめの理由で、病気を治したいと思っているんじゃないのかな。。。

例えば、アトピーのせいで痒くて夜眠れない。

昼間はイライラするし、仕事にも集中できない。

だから、アトピーは治したい。

こういう患者さん多いんじゃないかと思います。

こんな答えは

2番目の、病気のせいで他の人と同じように生活が出来ない場合。

に当てはまります。

さて、痒くてイライラするし、日常生活に支障が出てます、という方は

アトピーを治療しようということになります。

多くの方は、普通の皮膚科に行って

治療して、

日常生活が困らないレベルまで症状が落ち着くものと想像します。

ところが

ここで、「アトピー地獄」なるものにはまってしまいそうな人が出てきます。

1. 皮膚科に行っても良くならない人(日常生活のレベルが改善しない。)

2. 普通の皮膚科で治療してうまくいっていたが、ネットでステロイドが恐いと思い、治療自体をやめてしまおうとする人。

すぐに良くならない患者さんには、しっかり時間をかける必要があります。

医者から見た今後の展望、予想出来る経過、

患者さんの不安を聞いて、一緒に考えて、一つずつクリア出来れば

必ずアトピーは改善します。

また、ネットでの間違ったステロイド情報を見て恐くなった患者さんも

主治医の先生が何でも相談にのってくれる医者であれば

誤解を解いて、正しい知識を身につけることができ、安心して治療を継続出来ます。

ここで運悪く(医者が悪くか。)

主治医にも相談にのってもらえず、イライラと不安がますます募ってしまう患者さんが少なからずいます。

さて、

そうなると、残念ながら多くの患者さんは脱ステを選びます。

脱ステすればアトピーは完治するらしい。

いつまでも医者にかかっていても、いっこうに良くならない。

これはステロイドが悪い。

皮膚科医が悪い。

アトピー完治の為に、脱ステを決意。

張り切ってはじめてみたものの

待っているのは先の見えないゴール。

人には会えない、外には出れない、仕事も辞めないといけない。

いつしか死ぬことばかり考えるようになる毎日。

アトピーは死ぬ病気じゃなんかないのに、死んでしまいたいと思う自分。

アトピーでも仕事は続けられるのに、外にも出れない毎日。

アトピーでも毎日楽しく笑っていられたのに、最近笑ったのはいつのこと?

。。。

最初の質問に戻ってみましょう。

皆さんの最初の質問の答えを教えてください。

あなたが最初に病気を治そうと思った理由はなんですか?

「アトピーにとらわれない日常生活を送るため」

だったんじゃないかな。

脱ステを選んだ理由は

医者が悪かったからかもしれません。

でも、そのせいでわざわざ自分が損することはないんです。

脱ステなんていう玉虫色の治療法に飛びつかず

冷静に

ちゃんと見てくれる普通のお医者さんを探せば良かったんです。

脱ステはその時うまくいっても、結局アトピーが再発する患者さんが多い。

脱ステだけでアトピーは完治しません。

僕らが目指しているものは

日常生活に支障がなく

だんだんと良くなっていく治療。

日常生活を引き換えにしない治療。

普段通りの毎日を送りながら行える治療。

心穏やかに、毎日が楽しいと思えるようになってもらえるような

皮膚と心になってもらいたいな。

アトピーは治療が充実して来ています。

一か八かは必要ありません。

思い切って非常識なことをしてみなくとも

ちゃんと治療出来ます。

冷静に考えてみて。

常識的に考えてみて。

そんなのあり?ってことが本当にありだと思いますか?

深く深く入り込まず

一歩外の世界に出て、深呼吸しながら考えてみましょう。

「普通に考えたら、それはおかしい。」

そこに気がついてもらえるようになるまで

僕は信念を持ってブログを続けていこうと思います。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

いつも応援の1クリックありがとうございます。

以下のアトピー関係のスポンサーは怪しいものばかりです。
だまされないように注意してください。↓

|

脱「脱ステ」体験記

今日はBさんからのメールを紹介します。

僕は、はじめて診察した脱ステ患者さんを叱ったことをすごく悔やんでいます。

それもあって、今、患者さんに怒ることはありません。

怒らない、諦めない、見捨てない

医者としては当たり前かもしれませんが、日々心がけるようにしています。

でもまぁ、それは医者による哲学の違いだから

患者さんの為に怒る先生っていうのも、実際にはいらっしゃるんですね。

というわけで、Bさんからのメールを引用させてもらいます。

僕が、脱ステ患者さんを叱ったエピソードに対するお返事です。

「私を完治へ導いてくれたお医者さんは

脱ステした私が駆け込んだとき、どなりつけましたよ(笑)

「あんたみたいな患者は、心にステロイドを塗らないとなおらないですよ!」

「ヨガだとか気孔の先生を信じるなら私の病院には二度と来ないでくれ!」

「医者でもないのにインターネットでステロイドの何がわかった?なめるんじゃない」と(笑)

すべてにおいて不信感だらけになっていた私に何よりも効いた薬の言葉でした。

憑き物が落ちた、という感じでした。

当然私は大泣きしましたけどね。

その先生はちょっと変わっていて

乱暴で無骨なところもある人なんですけど、

正義と慈愛に満ちた人でもあったので、

西洋医学を信じることにしたんです、最終的に。

「医者をなめるんじゃない」という医者の言葉は強烈でした。

そこに信じてもいいかな?と思える責任感と包容力を感じてしまったのかもしれません。

だから、患者さんを怒ることは悪いことじゃないと思います!!

PON先生のように、治って欲しいと考えていることは無意識で伝わりますから。」

この先生の言葉は少し乱暴すぎるように感じますが、悩んで苦しんでいたBさんの心に届いたんでしょうね。

アトピーやステロイドに心が縛られて

泣いたり、誰かのせいにしたり、恨んだり、中傷したりする日々が続くことは

本当に苦しいことだと思います。

本人だって、そんな毎日過ごしたくないだろうし。。。

出来ることなら笑って過ごしたい、ですよね。

脱ステは心に深い傷を残します。

誰かを責めることなく、その傷を癒せてますか?

恨んでいる人間の数以上に、感謝している人間の顔が思い浮かびますか?

ありがとうと言える相手

ありがとうって言ってもらえる相手がちゃんといますか?

なにより、脱ステをしている自分が好きでいられますか?

自分の人生をどうやって過ごすか、決めるのは自分自身です。

笑っている人の周りには笑っている人が集まるし

怒っている人の周りには怒っている人が集まります。

苦しいけれども、周りのせいにしてはいけません。

まずはあなたが笑うこと。

笑ってください。

笑ってもアトピーは悪くならないから。

いつも応援の1クリックありがとうございます。

以下のアトピー関係のスポンサーは怪しいものばかりです。
だまされないように注意してください。↓


|

脱ステ体験記を読んで、頂いたメール紹介

昨日の脱ステ体験記の記事を読んで

こんなメールを頂きましたので、今日は紹介することにします。

メールを送ってくださったGさんも脱ステ経験者で、現在は標準的な治療に戻られている方です。

ブログ記事への転載を快く承諾してくれました。

ありがとう。

「PON先生こんばんは。お仕事お疲れ様です。

今回のブログを読ませてもらって、とても胸が苦しくなりました。
脱ステってほんとに怖いです。私が安易に脱ステしてしまった事を思い出しました。

痒くて、顔も腫れて、悲しくて、情けなくて旦那に当たってばかりでした。

アトピーって痒みと湿疹が一番楽にして欲しい症状なのに、それを根性で我慢するって冷静に考えたらおかしいですよね。

アトピーでもいっぱい遊んで、恋をして、笑っていたいです。ボロボロで下を向いてじっと涙をこらえて生きなきゃ行けないなんておかしいです。

それが1ヶ月でも1年でも5年でも、かけがえのない時間を無駄にしてしまう事になると思います。

いまある1分1秒はもう戻ってきません。側にいる大切なひとが、明日も変わらず横にいてくれるとは限りません。

私は脱「脱ステ」して良かった。夫婦円満。赤ちゃんも出来ましたし。最近はケンカなんかしませんし(^_^)

間違った治療が1日でも早くなくなって欲しいですね。」

Gさんのメールの言葉には、とても優しさを感じます。

彼女にとって脱ステは、きっとすごく辛い経験だったと思うのです。

たぶんね、沢山恨んだんだと思います。

ステロイドに対しても、そして、僕みたいな皮膚科医に対しても。

頂いたメールからは、今までの辛い思いを乗り越えた、強さと暖かさを感じ取ることが出来ます。

ステロイドを恨んでしまった方の一部には、とても攻撃的で、周りにもその怒りの炎が燃え移ってくれることを望んでいるように感じてしまう方がいます。

怒りは時として世の中を動かしますが、

僕は怒っている自分が好きじゃない(というより苦しい)から、

そういう世の中の動かし方はあまり賛成しません。

それよりも、どこか一つ安全でポカポカと暖かい場所を作って

知らず知らずのうちに、その場所にみんなが集まってくるような

そして

その場所が少しずつ大きくなるような

そんなゆっくりで、非効率的な、世の中の変え方もあるんじゃないかな、と思っています。

僕はまだまだ人間的には未熟なので

一人ではそんな場所を作ることが出来ません。

でも

最初の体験談を送ってくださったCさん、今回のメールのGさん、同じ脱ステ経験を持つOさんや、フランス語を頑張っていらっしゃるMさん、それからとても息子さん思いのSさん、いつも応援メールをくれるK君とW君、北海道のMさん、それからAさんもMさんも5さんもnさんもUさんも、その他メールをくれた沢山の皆さんも、応援クリックしてくれている皆さんも

沢山の暖かい人が集まれば

ネットの世界だって、アトピー患者さんが安心して過ごせる場所が出来そうな気がします。

管理者の僕は、やや頼りないですが(笑)

その辺は、良い意味で皆さんの力に頼ることにします。

月曜日の夜中から、勝手に皆さんの暖かさを感じて

ウルウルしてしまいました。

まだ、仕事終わってないのに(笑)。

そういうわけで

今日は、みなさんありがとう、っていうことです。

ほんと

いつも応援ありがとうございます。

これからもよろしくね。

いつも応援の1クリックありがとうございます。

以下のアトピー関係のスポンサーは怪しいものばかりです。
だまされないように注意してください。↓

|

脱ステ体験記

僕がブログを初めてから今まで、大変多くの脱ステ経験者の方からメールを頂きました。

皆さんの脱ステ当時のお話を読むと、とても辛く、胸が張り裂けそうな思いになります。

脱ステをし、脱「脱ステ」をしてから何年も経過するのに、心の傷が癒えていない方が本当に多いですよね。。。

心に大きな傷を残す「脱ステ」

たとえ成功しても、人生の多くの時間を皮膚科医とステロイドに恨みを抱いて過ごす方が多い。

誰かを恨んだまま、復讐を考えながら毎日を過ごすのは、きっと闘病中よりも辛い時があるんだろうな。。。

今日はある方の脱ステ体験談を紹介させてもらいます。

。。。

最初に頂いたメールがとてもインパクトのあるものでした。

「はじめまして。
私はアトピー患者です。
10年前に脱ステ経験をしてもう人生終わったかと思うような経験をしました。」

Cさんのまわりには脱ステ経験者が何人もいたのだそうです。

脱ステをして皮膚がズルズル剥けていくのを目の当たりにして

彼女自身もステロイドが恐くなってしまいました。

彼女のアトピーはもともとコントロールも良く

「当時私の症状は、外用を使いまくってましたが、見た目にはアトピーなんて分からない状態でした。
顔は皮膚が薄くなって毛細血管が浮いていましたが...
腕や膝裏の関節にちょっと出るくらいと、手の指に湿疹が出てるくらいでした。」

ステロイド長期使用による皮膚局所の副作用だけだったんですね。
(ちなみに、現在では皮膚が薄くなった部分はプロトピックに変更することで、正常な皮膚に戻っていく症例が多く見られます)。

それでもステロイドが恐くなってしまった彼女は脱ステを決意します。

有名な脱ステ医のもとに訪れ、今まで行っていた標準的な治療をやめてしまいました。

「そこからが地獄の始まりでした。」

「初めは両腕が真っ赤にパンパンに腫れた状態ですんでいました。
そこで入院したところ、あまりの酷い患者さんが沢山でまたまたビックリしました

おまけに私の顔は湿疹が無く綺麗だったので、そういう患者さんに僻まれ嫌味を言われ...

もうパニックになってしまいそれから、全身から汁がでて、顔も真っ赤になり、あんた誰?みたいな感じでした。
新婚で楽しいはずの時期にこんな姿になり、主人や義父母に申し訳ない気持ちでいっぱいになったり、
こうなったのはストレスが原因なんだから姉のせいだとか旦那のせいとか人のせいにしまくっていたり、
もう訳が分からない状態でした。
痒くて痛くて汁が出てもうしんどくって毎日が地獄でした。
入院したからといって良くなる訳でもなく...
逆に酷くなりました。」

多くの脱ステ経験者の方が同じようなことを体験し、心に傷を負ってしまいます。

「入院生活も人間関係が嫌になり自宅療養に切り替えました。

それでも一向に回復の兆しが見えず、もう毎朝目が覚めるのが苦痛でした。

それから一歩前進すれば二歩後退って感じで5年くらいは象の様な皮膚と指から出る汁が止まらない状態でした。入退院も3回くらい繰り返しました。」

とても辛かったでしょうね

よく頑張ったと思います。

このようにアトピーが悪化した状態を、ステロイドのリバンドのせいとして

治療もせず放置している脱ステ医を多く見受けます。

僕は、当時の脱ステ医がどんな治療をしていたのか聞いてみました。

「治療方法は全くこれといったものはありませんでした。
痒ければ掻い良いし、食べ物も制限なく、外出も自由でした。
ただ、皆脱ステ中でズルズルなのでその処置も重症患者以外は自分でしていました。」

スキンケアの指導はあまりされていなかったのですね。

それよりも、ここの先生はアトピーの原因はストレスにあると考えていたようです。
(もちろんストレスもアトピーの悪化の原因の一つですが。。。)

皮膚の治療やアレルギーの治療より、カウンセリングを中心にしていたようです。

「只1つ入って必ずした事は自分史を作り、アトピーの状態と照らしあわす作業でした。
基本ストレスがアトピーの悪化と比例するという考えでした。
だからストレスと上手く付き合えるようにとか、自分を見つめ直す事で気づかすと言う感じでしょうか...
今思えば、駆け込み寺的なもので、何でもストレスが悪いで済ましていたような気がします。」

昔、胃潰瘍の原因はストレスだと考えられていました。

しかし、医学が進歩し胃潰瘍の多くはピロリ菌という菌の感染によって起こることが解ってきました。

医療者は時として、原因の解らない病気をストレスのせい、と決めつけてしまうときがあります。

確かにアトピーはストレスで悪化します。

しかし、それが全てではないことも確かです。

もちろん、アトピーにおけるストレスや心の問題を考えた場合

心のケアを含めて治療をすることはとても大事なことだと思います。

でも、それは皮膚を良い状態に保った上でのことなんですよね。

かゆみが強かったり、皮膚の状態が悪い時に、自分の気持ちと向き合うことは、一部の強靭な精神力を持っている人にしか出来ません。

多くの脱ステ医が、皮膚科医は皮膚しか見ない、と言いながら

皮膚はおろか心すら見えていないときが多いように感じます。

辛い辛い脱ステをして

果たして本当に心は健康でいられるのでしょうか。。。

僕は、「今、脱ステを振り返ると、当時のことをどう思うか?」聞いてみました。

「ブームに乗せられた感があります。
時々悪化してしんどくなると、あの時してなかったらこんな事になっていなかったのかなとか。
正直後悔していますが、そんな事を今更思っても仕方がないなと言い聞かせている感じです。
あれから10年経ちましたが心には大きな傷として残ってるんですよね...
しかし、あの悲惨な時期があるのである程度のことには動じないようにはなりました。」

現在も当時の主治医の先生と交流があるようです。

(Cさん)「あの脱ステブームは何やったん?」と聞きました(笑)
(当時の主治医)答えは「何やったんやろう...」でした(笑)

お医者さんも、患者さんも、ある種の宗教のように洗脳され、治療に関わっていたんですね。

最後に「脱ステをしようとしている人、している人に、経験者としてどんな言葉をかけるのか。」聞いてみました。

「はっきりいって「するな」と言いたいです。
私はあれで体がおかしくなってしまいました。
もしかしたらしなくても、おかしくなっていたかもしれませんが...
今もアトピー以外に体調が悪くて本当にしんどいです。

ただ、ステロイド=悪いと思っている人には何を言っても聞き入れないと思います。
実際私も医者ではないので何とも言えませんが...
私は脱ステで綺麗になった人もたくさん見ています。
でもその後のことは知りません。
当時知り合い交流のある人はやっぱり波があり苦しんでいます。

だから私は地獄が待っているだけだと思います。
だからもし少しでも迷いがあるのなら思いとどまってほしい。」

それから追加でこんなことも言われました。

「自分の顔が変わるので暫く忘れてしまうので、
綺麗な時の写真は撮っておいた方が良いです。
下手すると元に戻りません...」

決して脱ステ=アトピー完治ではありません。

本当に、苦しい思いをして、脱ステをする意味はあるんでしょうか?

ステロイドはお薬です。

良いところもあれば悪いところもある。

良い面をまったく無視して

不必要な不安をあおり

アトピーの悪化をすべてステロイドのせいに片付けてしまう「脱ステ」

僕はやはり脱ステはするなと言いたい。

はやまるな、と注意したい。

自分の体験談をこのブログに掲載することを許可してくださったCさん。

本当にありがとうございました。

辛かったときのことを思い出して、それを自分の言葉で表現することはとても苦しいことだったと思います。

それでも、

あなたが話してくれた体験談は

きっと多くの方の役に立つものだと思います。

人生はいつだってやり直しがきくものです。

あなたが脱ステを選んでしまったことを悪いことではありません。

脱ステを通して学んだことも沢山あると思います。

そして、今、当時のことを客観的に見れているあなたは、とても強い心の持ち主だと思います。

きっと僕が同じ経験をしても

誰にも話せずにいるだろうな。。。

今回の体験談を読んで、脱ステを留まってくれる人が少しでも増えることを心より祈ります。

いつも応援の1クリックありがとうございます。

以下のアトピー関係のスポンサーは怪しいものばかりです。
だまされないように注意してください。↓

|

経皮毒と脱ステロイド

「経皮毒」を検索ワードにして、このブログを訪れてくれる人が最近増えたので不思議に思っていましたが、どうやらテレビ番組で「経皮毒のウソ」について特集が組まれたようです。

(僕が登録しているブログランキングでも経皮毒について書かれたものがいくつかあります。)

僕はその番組を見ていないので内容は解りませんが

前回の「経皮毒2」にも書いたように経皮毒は理論上、大きなウソがあります。

それは、

皮膚から吸収されリンパ管にたどり着いた物質は、代謝されずに体内にとどまるというところ。

実際は、

いずれ静脈に吸収され、肝臓で代謝され腎臓で排泄されるんです。

このように「経皮毒」は医学的に、ウソの理論で成り立っています。

こう説明すると必ず聞かれることとして

「では、皮膚から吸収された毒は体内に残る可能性は100%ないのですか?」

という質問です。

これに対しては

「医学的に証明されている範囲内で、皮膚から吸収された毒が体に貯まる(日常使用しているものに関して)などという事実はありません。」

と答えます。

そうするとですね

だいたい次に出てくるのが

「そうなると、医学は完璧ではないし、経皮毒が存在する可能性は100%否定出来ないのですね?」

という流れです。

これはもう経皮毒の存在を信じていらっしゃる方の質問です。

信じている方には、どのような説得をしてもなかなか言葉は届かないものです。

例えば

「経皮毒を信じていらっしゃるのなら、消毒された水道水や塩素が入ったプールの水は気にならないのですか?」

「あなたが触る全てのものには、なにかしらの塗料や化学物質が使われていますが経皮毒は気にしないでいいのですか?」

と聞いてはみるものの、本人にだけにしか解らない理論で納得されてしまうことが多い。

これは「脱ステ」でも同じことが言えます。

一度信じてしまったこと

これは理論や理屈ではなかなかくつがえせないのです。

と、まぁ長い前振りになりましたが

今日掘り下げて書きたかったことは、経皮毒でも脱ステでもなくて

「一度信じてしまったことを理論的に否定された時の人の心理」についてです。

皆さんは

「影響力の武器」(誠信書房)をご存知ですか?

この本は、人が騙される時の心理について、様々な具体的な場面を持ち出して解説したものです。

その中に「人は一貫性を保ちたい欲求がある」といった内容があります。

人間は一度行動を起こしてしまったり、納得してしまったものに対して、一貫性を保とう(一貫性を保っているように見られたい)とする欲求が出現します。

この本では面白い体験談が載っています。

ある超越瞑想プログラム(空中を浮遊したり、壁を通り抜けることが出来るようになる)の勧誘会に調査で参加した時のお話です。

瞑想プログラムについて、そしてその理論についての講義が終わり、質問時間となった時、

一緒に参加していた著者の友人の大学教授は、丁寧な解りやすい表現で彼らの理論を粉砕していきました。

どこかどう矛盾して、いかに非論理的であるのか。。。

勧誘する側も途中で返答に詰まってしまい、その大学教授の反論を最後には一部認めてしまうほどでした。

しかし、これらのやり取りを聞いていた参加者の数多くの人が、この瞑想プログラムに入会の手続きをとり始めたのです。

著者らは、どうしてこのようなことが起きたのか、実際に入会申し込みをした人に聞いてみました。

そこで解ったことは、彼らは大学教授の反論をしっかり理解した上で、入会申し込みしていたのです。

大変興味深かったのは、入会申し込みをしたある人物のコメントです。

「僕はもともと今晩申し込むつもりはなかったんだ。

今はお金も全く持ってないし。

でも、その大学教授が説明を始めた時、すぐに申し込みをした方が良いと思ったんだ。

このまま家に帰って、彼の言っていることを考え始めてしまったら、もう決して申し込むことがなくなると思って。」

つまり、この申込者は、自分の抱える大きな悩みを解決してくれる方法として、やっと瞑想プログラムを見つけたわけです。

それが大学教授によって理論的に打ち砕かれていく。。。

このまま信じるものをなくしてしまうと、また希望の持てない状態に戻ってしまう。

この危険から逃れる為に、考えることをやめ、思い切って入会してしまったのです。

入会してしまえば、後は自分がとった行動に一貫性を保たせれば良いだけの話です。

「もう入会してしまったし。。。」

「すでに実行してしまっているし。。。」

「沢山の苦労をしているし。。。」

考えることを避け、自分の一貫性を保つことは、とても便利で楽なことです。

以前の決定と一貫したことを信じ、行動することがいかに簡単なことか。。。

「脱ステ」も「経皮毒」も「アトピービジネス」も、一度実行してしまった人たち、決意してしまった人たちには、この一貫性のルールが働きます。

僕がいかにこのブログで、医学的な間違いを指摘しようが、論理の矛盾をつこうが、一貫性を保とうとする気持ちから、僕の言葉は耳に入らないことが多い。

読むことを途中でやめてしまうか、読んだとしてもとことんあらを探して全力で否定し始めるか。。。

「脱ステ」も「経皮毒」も「アトピービジネス」も、信じるところの最後の砦として、人々の心に存在していることが多い。

いや、最後の砦として信じ込まされている。

なので、自分が信じるものを打ち砕かれてしまえば、以前の希望の持てない状態に戻ってしまう。。。

本能的に、逃げるか、攻撃するかして自分を守り通そうとする。

「脱ステ」「経皮毒」「アトピービジネス」を信じていらっしゃる方

さて、ここで深呼吸しましょうか。

あなたが信じ込まされていることは

決して最後の砦ではありませんよ。

それが最後の手段ではない。

あなたは、本当に苦しくて、どうにも耐えられなくて

それを選んでしまった。

それはあなたが悪いのではない。

あなたが弱いのではない。

その時のあなたには、信じる何かがどうしても必要だっただけ。

でも今のあなたは、他に信じるものを見つけたり、探したり、動き出す力が出て来ているはず。

ほらだって、ここまでこの文章を読むことが出来たんだし。。。

後は勇気を持って踏み出すだけです。

そろそろ現実の世界に戻りましょう。

あなたが信じているものはウソです。

そこにすがってはいけません。

僕はずっとここで待っていますので、またいつでもこのブログにおいで下さい。

今日も最後まで読んでくれてありがとうございました。

いつも応援の1クリックありがとうございます。

以下のアトピー関係のスポンサーは怪しいものばかりです。
だまされないように注意してください。↓

|

「アトピー」「ステロイド」「脱ステロイド」「ブログ」で検索してみると。

ちょっと暇つぶしにググってみたんですけど(google検索ね。)

脱ステロイド、アトピー関係のブログって

本当に沢山あるんですね。

ブログランキング上位の人気ブログから

リンクだけで読者が増えて来ているようなものまで

本当に沢山あってビックリしました。

それで、標準的なアトピー治療

ステロイドの正しい知識を普及しているブログ

皮膚科専門医が書いているアトピーのブログを探したら

これは本当に少ない。

まず、検索のトップーページには出てきませんね。。。

相当後の方のページ

そこまで後のページ見ないんでないかい?というところまで出てこない。

だいたい、標準的なアトピー治療している患者さんが

ネットでの偏ったアトピー治療、間違ったステロイドの知識に、

困惑して、不安になって

脱ステを考えたりするんですけれども

今、この検索状況では

そうなるのは当たり前ですね。

多数決的にも僕のブログは完全に負けですから(笑)。

まぁ、勝ち負けの問題ではないんですけれども

もう少し、情報が均等に、

いや、現実の社会に反映されるような形で皆さんのところに届くと良いかな、と思っています。

僕が登録している人気ブログランキング

お蔭さまで、多くの応援を頂けて読者の方も増えています。

ありがとうございます。

僕が登録しているのは、病気・症状ブログランキングなんですけれども

カテゴリーが違うところに、医学ブログランキングと言うのもあるんです。

ランキングページの上の方(医学と書いてあるところ)ね。

ここのランキング見ると

ブログタイトルの最後に

「○○@癌自然治癒しません。」

と言うものが多いことに気がつきます。

僕、これなんでついているのか解らなかったんです。

今日調べてみたら

病気ランキング上位(ベスト10)には

癌の自然治癒を謳った医療ビジネスブログがあったようなんです。
(今は順位下がってますけども)

そのブログは、標準的な癌治療をしている患者さんを惑わすような

ウソの情報を流して、お金を儲けようとしてたんですね。

その内容に、ブログを書いているお医者さんたちが一斉に反発して

ブログタイトルの横に「癌自然治癒?」みたいなことを入れたみたいです。

ほっとけなかったんでしょうね。

救える命が、お金儲けをしたい人の為に奪われていくのが。。。

でも、お陰で

そのブログランキングには、お医者さんからの正しい情報が満載の

とても良いランキングになっていると思います。

うん。

同業者として先生方の頑張りに敬意を表します。

さて、

怪しい癌ビジネスブログの勢いは落ちて来てますし

皆さん「癌自然治癒しない。」は他の言い回しに変えませんかね?

今度は

「癌自然治癒しない」

のメッセージの方が強すぎちゃうような気がするんですけれども。。。

なーんて、お隣のお庭に声をかけてみたけれども

僕のおうちからは遠すぎて届きませんかね。
(ポリシーとして人のブログに自分の意見書くことしないんでね。)

もし、僕のブログを通りかかったブログ管理者の先生方がいれば

ご検討してくださいませ。

↓いつも応援の1クリックありがとうございます。
人気blogランキングへ

以下のアトピー関係のスポンサーは怪しいものばかりです。
だまされないように注意してください。↓

|

ほっとけない

歳とともに

「許せない」ことは減って来たんだけど

「ほっとけない」ことがだんだん増えてきました。

僕はやっぱり

脱ステ患者さんをほっとけないんです。。。

以前勤めていた病院は

近所に有名な脱ステ医が2軒もあるところだったんですね。

月に1度くらいは、全身ずるむけのアトピーの患者さんが僕のところにやってきました。

初めての脱ステ患者さんには

お恥ずかしい話、外来で怒りました。

もう、全然気持ちを理解していませんでした。

その子にとって、

標準的な治療を受ける数少ないチャンスだったろうに。。。

僕が受け止められなかったことをすごく後悔しました。

それからは、脱ステ患者さんのようにインターネットでステロイド情報を集めました。

怪しい治療法や、有名な脱ステ医のホームページも読んだりしました。

2チャンネルだって、随分読みました。

ステロイド使っちゃいけないんじゃないか

僕自身がそう思ってしまうくらい、どっぷりステロイド情報につかりました。

それから

スタンダードなアトピー治療を勉強しました。

英語で書かれたもとの論文も、きちんと読むようにしました。

スキンケアも勉強しました。

なにがいけないのか、アトピーの患者さんと一緒に考えるようにしました。

脱ステもスタンダードな治療法も、両方勉強して

僕はやっぱり、脱ステは良くないよ、という結論になりました。

いつまでもステロイドを使い続けないといけない、そういうイライラも十分理解出来るし

ステロイドがやっぱり恐いと思う気持ちも解るけれども

脱ステして

心が真っ暗な何年間か過ごして

時には「死にたい」なんて思うようなこともあって

それで、運良くアトピーが治った時

心はちゃんと健康でいられますか?

最後に、消せない傷になってないか、僕はとても心配です。

スタンダードな治療

ステロイドやプロトピックが目の敵にされているけれども

こういったお薬で救われている人も沢山いるんですよ。

少しずつ、誤解や不安を取り除いて

スタンダードな治療を受ける勇気を持ってみませんか?

余計なお世話かもしれないけれども

僕は病院も行けず

外にも出れず

家でじっと脱ステロイドに苦しんで、毎日ネットをしている人たちがほっとけません。

だから、このブログを立ち上げたわけだし

高額な冊子にして、お金を払わないと読めないような、そんなシステムになんかしてないし

読みたい、と思った人は、誰でも読めるようにしているんですよ。

僕は

アトピーはちゃんと良くなる事を、心の底から信じて治療しています。

怒らずに

馬鹿にせずに

また、このブログに遊びに来てくださいな。

あなたの目の前が真っ暗なのは

あなたが目を閉じているからだけです。

怖がらずに目を開ける事が出来れば

世の中は、思っている以上に明るい事に気づくはず。

ほら、そろそろ目を覚ます時間ですよ。

↓いつも応援の1クリックありがとうございます。
人気blogランキングへ

以下のアトピー関係のスポンサーは怪しいものばかりです。
だまされないように注意してください。↓

|

脱ステやめても良いですよ。

僕はよく脱ステしている人たちのホームページとかブログ読んだりするんですけど

もう意地張らないでステロイド塗っちゃったらいいのに、

と思うことがよくあります。

そんな苦しい思いをして、脱ステロイドしてね、運良く治った人は良いですよ。

でもほとんどが違うでしょ。

何ヶ月も人に会うのを避けたり、お仕事休んだり

楽しい事がたくさん逃げてってません?

いや、脱ステするにはそれなりの辛い経験があったのは解りますけど

だからといって、わざわざもっと辛い道を選ばなくても良いのに。

ましてや、恨みや復讐のために自分の大事な人生の時間つぎこんじゃダメですよ。

もっとさ、楽しい事、やりがいのある事、誰かのためになる事、別にくだらない事でも面白い事でも何でも良いから、ステロイドになんかとらわれないで自分の人生楽しんだら良いのに。

アトピー治したい、っていう気持ちはわかりますよ。

僕ら医者だってアトピー治そうと思って頑張ってるわけですし。

アトピー治して○○したい、っていうのがありましたよね、脱ステ決意した頃は。

近づいてますか?その目標に。

辛すぎて見失ってません?

もう意地になってますよね?ステロイド使わないの。

ステロイドもちゃんと使えば怖くないし、

アトピー患者さんの心に向き合うお医者さんって増えてきてるですよ。この間の学会でそういう先生にたくさんお会い出来ました。

僕は外来でアトピーの患者さんに思うことは

「ステロイドだけじゃなく、アトピーにもとらわれないで、普段の生活をおくって欲しい。」

そのために僕ら医者は治療したり、スキンケアを指導したり、なるべくアトピーが普段の生活で気にならないように工夫します。

皆さんも、ステロイドとかアトピーで自分の心をがちがちに縛っちゃダメですよ。

自分が楽しむことを許してあげてください。

辛い思いしなくたってスタンダードな治療をしていけばアトピー良くなるし。

脱ステ決意した時から気持ちが変わってもいいじゃない。

あの頃の自分がいつも正しいとは限らないでしょ?

それは気持ちがブレてるんじゃなくて成長したってことですよ。

だってアトピー治したいという思いはブレてないでしょ。

本当の目標は、楽しく幸せな毎日を送ること。

脱ステしちゃって逆に目標からブレてきちゃってないかしら。

ステロイドとかアトピーとか、そんなの一回全部取っ払っちゃって

どうやったら毎日が楽しくなるか、考えながら生活したほうが人生充実してると思いませんか?

さぁ、今日も楽しく過ごしましょう。

↓このブログを続けていられるのも皆さんの応援のおかげです。ありがとうございます。
人気blogランキングへ

以下のアトピー関係のスポンサーは怪しいものばかりです。
だまされないように注意してください。↓

|

脱ステの怖さ②

前回の「脱ステの怖さ①」では、脱ステロイドをする事で起きる体の危険についてお話しました。

脱ステの怖さ②では、精神面での影響を考えてみたいと思います。

ステロイドは怖いという誤った情報から脱ステを決意し、その後しばらく経過すると「リバウンド」という特別な名のついた湿疹の増悪時期が来ます。

脱ステ医療従事者は始めの診察から「ステロイドは怖い」「アトピーが治らないのは皮膚科医のせいだ。」と洗脳してきますので、脱ステ患者さんにとってこの辛い時期は「恨み」を増長する時期になります。

また、湿疹がひどいため「会社を辞める」「人に会えない」など自信をなくしてしまうことが多い。

負の心を抱えながら過ごす脱ステ期間は、時として人の心に大きな傷痕を残します。

結果、自信を取り戻すための「仲間作り」と

自己正当化のための「ステロイド、皮膚科医批判」にまわってしまいます。

きっとね、こういうの辛いと思うんです。

怒りたくて怒っているのではなく、怒らざるを得ない心の状態。

わざわざ僕のブログのリンクを貼って、自分のブログで誹謗中傷して満足されている方たち、人としての大事な何かを失いかけていませんか?

ステロイドにとらわれすぎて、何も見えなくなっている事にお気づきですか?

自分の意見とは違う人たちを、けなしたり、馬鹿にしたりする「脱ステロイド選民思想」なるものが、脱ステの一番の怖さであったりします。

あなたもわたしも決して特別な存在ではない事を、謙虚に受け止めるべきです。

脱ステは

信じてしまってから、

洗脳されてしまってから、偏っていない考え方に戻すのは本当に難しい。

世の中は、ネットの世界、自分を取り囲む世界だけがすべてではなく、

その世界からつながる周りの世界とのバランスや位置関係をしっかり捉えないといけません。

脱ステをしてしまうと、周りの世界が見えなくなってしまいます。

心の傷が極端に視野を狭くさせてしまうのです。

脱ステは体だけでなく心にも傷を残す治療法です。

そして、脱ステを先導する医療従事者のほとんどが金儲けが目的です。

誰かの金銭的な利益のために自分を痛めつける必要は、誰にもありません。

もう一回、信じる前に考えてみましょう。

脱ステは本当に必要なのか。。。

↓皆さんの応援が励みになります。1日1クリックお願いします。
人気blogランキングへ

以下のアトピー関係のスポンサーは怪しいものばかりです。
だまされないように注意してください。↓

|

脱ステの原因

脱ステロイドがここまで広まって、まだなお新しく始める人がいる原因について皮膚科医の責任を述べないわけにはいけません。

例えば、アトピーの患者さんと皮膚科医(アレルギー科)の診察の一部(もしかしたら大半?)は以下のようなやり取りを想像します。

医者「どうですか?調子は。」とカルテ(もしくはパソコンの画面)を見ながら話し始める。

患者「最近、背中が痒いです。」

医者「ちゃんと薬塗ってますか?」なにやらカルテに書いている。

患者「時々忘れてしまいますけど。。。でも、毎日塗っているほうだと思います。」

医者「そうですか。そしたら少し強めのお薬にしときますね。」

患者「。。。」(いろいろ聞きたい事があるのだが、聞けずに黙っている。)

医者「またお薬無くなったら来てください。お大事に。」と最後にちらりと顔を見る。そして最後まで悪くなった皮膚は見ない。。。

いや、こんな診察最低なんだけど、脱ステしたことがある(もしくは皮膚科がイヤで行かない)方々の話からは、どうしてもこういう診察風景を想像してしまいます。

まず僕だったらこんな診察2回やられたら、その病院には行かない。

次に新しく病院探すか、でも次も同じ嫌な思いするのが怖くてどこにも行かないか、になると思う。

知り合いに良い病院がないか聞くだろうし、きっとインターネットでも検索すると思う。

それで、「ステロイドは悪魔の薬」なんてことが書いてあるホームページにたどり着いて、実際に脱ステしている人たちのブログを読んで、「やっぱり皮膚科医は最低だ。」なんて思いながら健康食品かなんかに手を出すかな。

いよいよ湿疹がひどくなって、たまたま知り合いから紹介された名医と呼ばれるステロイドを使わない医者の所へ行って「ステロイドなんか使っていたらアトピーは治りませんよ。アトピーの原因はステロイドにあるのです。これから体の中に残っているステロイドを全部出し切りましょう。その間、とても苦しい思いをします。でもそれはアトピー完治には必要なのです。あなたにステロイドを処方した医者達が何も考えずにステロイドを処方し続けてきた結果なんです。」

こうなったらもう、脱ステを決意します。そして、ステロイド、それからステロイドを処方し続ける医者を恨みます。

ステロイドを使い続ける他の患者さん達に向かって「ステロイドなんか使っていたらアトピーは治らないし、人生を無駄にするよ。」って言い続けます。

NPOの団体作って積極的に活動してしまうかもしれない。

もう皮膚科医との全面戦争。

でも、苦しい、逃げたい、なんとかしたいけどどうしていいかわからない。

辛いだろうな、きっと。

こんな時に、どこかの皮膚科の偉い先生が「アトピーの間違った知識が普及したのにはマスコミの責任が大きい。」なんて言ってても、「そりゃ、お前ら皮膚科医の責任だろ。」と言いたくなります。

だって、すべて初めからしっかり見てくれる皮膚科医にかかっていたらこんな事にならなかったんだから。。。

もっと親身になって診察してくれた医者がいたら違ってたと思う。

疑問や不安をちゃんと聞いてくれて応えてくれたなら、こういう選択肢は選ばなかった。

。。。

固まった心がときほぐれるまでにどれくらいの時間がかかるだろう。

周りの声が耳に入るまでどれくらい待ったらいいだろう。

ふと、怒ることをやめてみたとき

自分も人も許せるようになったとき

誰かに大丈夫、って言ってもらいたくなったとき

またこのブログによってください。

きっと僕は10年後も変わらずに、「心配しないでいいですよ。」と言っています。

またここでお会い出来たら良いですね。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

↓皆さんの応援が励みになります。1日1クリックお願いします。
人気blogランキングへ

以下のスポンサーにはアトピービジネスの業者もいます(全てではありませんが)。
注意が必要です。↓

|

脱ステの怖さ①

ステロイドを怖いと煽る医療従事者の口から脱ステの怖さを語られることはありません。

本来、治療行為全てにはリスクを伴うもので、確実に安全と言い切れるものはほとんどありません。

よく勘違いしている人が多いのは、漢方だから副作用もなく安心、という迷信です。

漢方も西洋医学も、同じように副作用に気をつけなければいけません。

どんなお薬であっても、体の中に異物を吸収させることになる訳ですから、本来狙っていた作用とは違う、起きて欲しくない作用が出てしまうこともあります。

ステロイド外用剤の主な副作用は、1)局所での感染に弱くなること。2)長期間の漫然とした外用は皮膚を薄くする。ことです。また、顔などの薄く皮膚に必要以上に強いステロイドを外用するとステロイド皮膚炎を起こすこともあります。

僕ら皮膚科医はアトピーの患者さんを治療する際、こういった副作用は説明しますし、外来診察では皮膚を見ながら副作用が起きていないか確認します。

なので、きちんと治療をしてくれる皮膚科医のもとでステロイドを使用することは何も怖いことではありません。

脱ステロイドを勧められた方はわかると思いますが、脱ステロイドを勧める医療従事者は決して脱ステする際に起きる症状の怖さを説明しません。

無理な加療によって全身の湿疹の悪化が必ず起きますが、これは間違いなくステロイドのリバウンドという言葉で責任転嫁します。

実際は単なる湿疹の増悪に過ぎません。決してその前に使っていたステロイドがいけないのではなく、新しく始めた治療がうまくいってないだけの話です。

湿疹の増悪はひどい場合、カポジ水痘様発疹症という感染症を起こします。

これはヘルペスの感染によるものですが、皮膚に小さい水ぶくれとじゅくじゅくが急激に広がって、熱が出ることもあります。

抗ウイルス薬などの適切な治療を行わないと、脳や神経などがやられる中枢神経症状が出る危険性もあります。

また、顔面、とくに目の回りに広がった湿疹は、手でかきむしることで白内障の原因になります。

これら危険な症状を、脱ステロイド加療をすすめる無責任な医療従事者は「今まで使っていたステロイドのせい。」とします。

これは大きな間違いです。

そしてあまりに無責任で勉強不足と言わざるを得ません。

自分の治療法でうまく湿疹をコントロール出来ないのをステロイドのせいにして逃げているだけです。

「まずはカラダの中にたまったステロイドを出し切らないと。。。」

などと、医学的にまったく間違ったことを説明する医療従事者についていって自分の人生の大事な時間を無駄にしてはいけません。

ステロイドのほとんどは体内で分解されて尿とともに排泄されますし、ステロイド剤の基本構造となるステロイド骨格は体内に絶えず存在しているものです。

つまり、外から取り入れたステロイド剤が体内で分解されていくと、体内で同じく作られたステロイドホルモンと区別がつかなくなります。

「ステロイドを体から出さないと。。。」と説明を始めた医療従事者は間違いなく、ステロイドの構造、体内での代謝、またステロイドホルモンの細胞内レセプターの働きについてまったく知らない素人が、イメージで話しているだけと思ってもらって良い。

医療は宗教だったのは昔の話です。

医学的に解っていること、解っていないことを医療を提供する側がきっちり把握することが大事です。

自分の皮膚としっかり向き合ってみてください。

どういう時に調子が良くて、どんな時に湿疹が悪くなるかきちんと考えてください。

あなたの湿疹の悪化は本当にステロイドのせいですか?

ステロイドにとらわれすぎて、もっと大事なことを見落としていませんか?

ステロイドを使う使わないはアトピーの治療では大事なことですが、あなたの人生を左右するほど大きな問題ですか?

脱ステロイドを始める前に、まずは出来る治療とスキンケアからしっかり行うべきです。

標準的な治療法と正しいスキンケアでほとんどのアトピーはコントロール出来ます。

一緒に頑張っていきましょう。

↓皆さんの応援が励みになります。1クリックお願いします。
人気blogランキングへ

|

アトピービジネス被害者110番

アトピービジネスは、悪質なものが多いため

善意で弁護士さんたちが活動してくれています。

↓  ↓

http://homepage2.nifty.com/bengosi/atopicpress.htm

なかなかこういうページって読まれることはないんでしょうね。

残念。

無責任に「絶対治ります、アトピー!!」なんてやっているところは

ここの弁護士さんに通報してくださいとのことです。

「脱ステロイドを勧められて、結局良くならず、仕事を休んだり、辞めざるを得なかった方たち」が対象になるようです。

いろいろ書いてありますので、じっくり読んでみてはいかが?

人気blogランキングへ ←今日も読んでくださってありがとうございました。

FC2 Blog Ranking ←いろんな機能がありすぎてわかりません。

|

アトピービジネス③

引き続き、アマゾンのレビューからプレコさんのメッセージを引用させていただきます。

↓以下転載↓

ステロイドを長年使用して来た患者が、いわゆる「アトピービジネス」に直面した時、それが一体どれほどの魅力を放って命綱の如く錯覚させるものか、想像したことがありますか?もうそれはほとんど宗教のように、地獄の日々から毎日救われる日だけを夢見て、新しい救世主の存在を同じ問題を抱える友人知人に広めようと、無意識に布教奉仕活動までしてしまう位、強烈に脳裏に刷り込まれてしまう洗脳現象です。
しかし、「リバウンド」という日本語でもない曖昧な語感から想像するには余りにも凄惨な悲劇は、社会生活が困難になり、人目に触れないという点から、これだけアトピー論が盛んになった現在でも、現実問題としての危機感が薄いという傾向にあります。

↑ここまで↑

実際に体験した方のコメントは、心を打つものがあります。

プレコさんもコメントに書いていますが

脱ステロイドは、宗教とほとんど同じです。

根拠の無い説明や治療に信念を持ち、どれだけ多くの言葉を僕らが投げかけたところで何も変わらない。

理路整然と間違いを指摘したところで、「信じている」人間を説得することはとても難しい。

こういう状況をつくりだしてしまったのは、僕ら皮膚科医の責任なんだろうな。。。

だから、やっぱり皮膚科医の僕は声を大にして言いたい!!

脱ステロイドを選ばない勇気を持とう!!

人気blogランキングへ ←あなたの勇気。

FC2 Blog Ranking ←あなたの信念。

|

アトピービジネス②

久しぶりにアマゾンのレビューを読んでいたら、ものすごく心に響くコメントがあったので転載させてもらいます。

プレコさんという方の「アトピービジネス」に対するレビュー。

僕が余計なコメントをする必要は無いと思います。

↓以下Amazonより転載↓

噂のリバウンドで入院必至だった時、医師から「日本皮膚科学会の方針は、ステロイドによって治療する、というものです」と強く言われました。当時(今となって思えば)アトピービジネス本に汚染され尽くしていた私は、幸運にも巡り合えた、その新しい皮膚科の先生の言葉を、心から信用できませんでした。そんな頃、この本を読みました。

本書の理路整然とした研究結果は、巷でも絶賛されていることが多いようですが、私は、その中でも、ある二つの点が深く印象に残りました。
ひとつは、「(リバウンドによる)休学や休業が個々の患者の人生にとってどれだけ大きな意味をもつのか、(悪徳医師や業者たちは)考えたことがあるのだろうか。」というくだり。
多くの方が経験することですが、医師はしばしば「病気を治すためなら仕事は休みなさい」と、他の選択肢を隠して言い放ちます。その最も極端で最悪な例がリバウンドです。半死半生のような生活を、二年も三年も続けろという。私自身、一ヶ月のリバウンド生活の末、仕事を辞めざるを得なくなりそうなギリギリのところで、収入の問題や外出も出来ないような体での家族への負担等、心配事は山のように襲い掛かりました。
その不安・恐怖を、患者の身になって考えてくれた先生がいる、それは感動でした。

二つ目は、「ステロイド離脱と称して、徐々にステロイドの量を減らす(ソフトランディング)というのは、多くの皮膚科医の行っているステロイド漸減療法と同じものである」というくだりで、私は一気に目が覚めました。いわゆるハードランディングで失敗した私は、次はソフトか…ともくろんでいた所だったので、これで、皮膚科の先生のことを全面的に信用して治療にかかることにしました。

あれから一年余り。良い先生に巡り合えたおかげで、皮膚の状態をこまめに見ながらステロイドをコントロールして、健康な肌を取り戻しつつあります。かつては目も塞がりそうだった今の顔を見た限りでは、誰も私がアトピーだとは気付かないでしょう。普通の生活って幸せです。

人気blogランキングへ ←今シブイ位置にいます。

FC2 Blog Ranking ←未だに使い方が解りません(笑)。

|

アトピービジネス

Photo_4

「ステロイドは怖い薬だと聞きました。」
そう言って、ステロイド処方を拒否する患者さんはとても多いと思います。
この本は、ステロイド外用剤がどうして悪魔の薬と呼ばれてしまうようになったのか、そして、ステロイド外用剤の恐怖を利用して金儲けをしようとしている人の巧妙なからくりを見事に解き明かしています。
ステロイド外用剤に不安のある方は、他の本よりも先にまずこの本を読むことをお勧めします。

それにしても、アトピービジネスと正面切って戦っている皮膚科医は、竹原先生と川島先生だけというのはどういうことでしょうか?(もちろん表に立たずに影で支えている先生方もいるでしょうが。)もっと多くの先生が、アトピー性皮膚炎について、ステロイド外用剤について、正しい知識を普及する努力が必要ではないでしょうか。
すこし要領がよくて頭のよい医者が、患者をだまして金儲けの方向に走ってしまうのを悲しく思います。
土佐S病院のN先生も、若い頃はとても優秀な先生と聞いていたのですが。。。残念です。

どんな商品でも与える側と受け取る側に情報の格差が出ます。
電気屋さんに並んでいる冷蔵庫何十台の性能の違いを、私たち消費者は決して理解していません。
それを利用し、消費者に良いイメージを与えることで(例えばマイナスイオンが出るとか)、商品同士の差が出てきます。商売では当然のことです。
医療も、医療者と患者サイドで情報の格差が出るのは当然のことです。そのギャップを利用して金儲けをしているのが医療ビジネスです。知識の格差を利用して、でたらめな理論を用いて、一般の人に特定のイメージを作り出すことは可能でしょう。健康食品のイメージは、ある程度の医学知識があれば作り出せるものです。知識が多い人ほど、巧妙なウソを作り上げることが出来ます。
医療でだまされないためには、情報を与える側の本心を考えることです。電話相談だけで高い健康食品を送ってくる会社が本当に興味があるのはあなたの病気か売り上げか。

ステロイド外用剤について知識のない一般の方がまず読むべき本です。

人気blogランキングへ ←今シブイ位置にいます。

FC2 Blog Ranking ←未だに使い方が解りません(笑)。

|

信じることと考えること。

信じることの方が、考えることより簡単のようです。

一度信じてしまった事を、考え直し、違う結論にもっていくのはとても大変なことで勇気のいることです。

ある新興宗教の勧誘会での逸話を本で読みました。
その新興宗教は、入会すればどんな病気でも治るというふれこみで勧誘会を開きました。
不眠症が治ったといった信者の話や、そうかと思えば、寝ないでも働けるようになったとの話も。
不審に思ったある観客が、説明会の最後に、その新興宗教の矛盾する点をすべて指摘したそうです。
説明する側もたじたじになり、勧誘会は失敗したかのように見えました。
しかし、その勧誘会ではいつも以上に多くの人が入会したのです。

観客が指摘した矛盾点は理論的に間違いはなく、主催者はその反論も出来ないでいるにもかかわらずです。

その勧誘会で入会した人の話はとても興味深いものでした。
「矛盾点は確かに理解した。しかし、このままあなたの指摘する矛盾点を聞いていたら、私はこの宗教に入会しないと思う。入会するには今しかないと思った。」

その信者は、新興宗教のウソは理解したが、入会したのです。
病気が治ると一度信じてしまったことを、自分で考え、それをウソと認めるのはとても難しいことなのです。

自分が信じているものを否定されそうになった時、人間は耳を塞ぎます。

新興宗教の例は身近ではないかもしれません。
しかし、アトピーをめぐる治療ではまったく同じようなことが起きています。
「完治する!!」と宣言する医療従事者に患者さんはついていきます。
一度、彼を信じてしまった患者さんに、どんなに彼の間違いを指摘しても聞く耳を持たないでしょう。
なぜなら、考え直し、間違いを認めることは、自分を否定することにもつながるからです。

でもやっぱり、もう一回考えてもらいたいです。
あなたの信じる治療法は本当に正しいものなのでしょうか?
あなたがしている苦労は、しなくてはいけない苦労なのでしょうか?

僕も一度ステロイドを疑うところまで考え直しました。
脱ステロイドのホームページを沢山読みました。
そして、ステロイドを使うことは間違っていない、という結論に達しました。

脱ステロイドをしている人が、このブログを読んでくれるならとても嬉しいことです。
その人はすでに「考える」ことを始めているのでしょうから。

人気blogランキングへ ←今シブイ位置にいます。

FC2 Blog Ranking ←未だに使い方が解りません(笑)。

|

情報の信用度

医療や医学の情報は、論文という形で世の中に発表されています。
例えば、「こんな珍しい病気を診た。」
「この新しい薬は、何%の患者さんに効きます。」
「この病気の原因遺伝子は、○○でした。」
などです。

これら論文が掲載される雑誌はかなりの数あるのですが
それぞれにはランク付けがされています。
インパクトファクターというものです。

インパクトファクターとは、
その雑誌に掲載された1つの論文が、その後何本の論文に引用されたか?というのを数字に表したものです。
医学生物学系でもっとも数値が高いとされているが
CELLという雑誌。
このインパクトファクターは38.686(1999年)。
つまり、CELLに掲載された論文は、その後、約38本の論文に引用されたということです。
多くの研究者が、CELLに掲載された論文を読み、参考にし、自分の研究を勧めたということを意味します。
一方、インパクトファクターが0.1なんていう雑誌もあります。
これは、その雑誌に掲載された10本の論文のうち1つだけが1回引用された、ということ。

当然、インパクトファクターが高い雑誌ほど審査が厳しく、細かい論理上の矛盾点を突いてきます。
それに対し、インパクトファクターの低い雑誌は、審査の段階でそれほど突っ込んできません。したがって、これらの雑誌に掲載された論文には、間違った解釈や情報、あやふやな部分が多く残されていることが多い。

以上のことから、一般にインパクトファクターの高い雑誌に掲載された論文のほうが信用度が高い、とされています。

ところが、インパクトファクターの高い雑誌にもウソが入り込むことがあります。
例えば、韓国でのES細胞に関する捏造論文が掲載された雑誌のインパクトファクターは
SCIENCE 24.386(1999年)
とかなり高い。

その雑誌の審査がどれだけ厳しくても、
意図的にウソの情報が入りこむ余地は残されているのです。

では、僕ら研究者はどうやって情報の真偽を確かめているのか?

それは、
「すべての論文はまず疑って読む」

データの取り方に何らかの意図がないか?
自分の良い様に解釈し、論を進めてないか?
など。
おかしいと思うデータがあれば、可能な限りで自分で実験を再現してみる。
他の似たような論文を読んでみる。
著者の反対意見をもつ研究者の意見を聞いてみる。
ということを行います。
いつも「ほんとか?これ。」と思いながら
論文を読んだり、学会発表を聞いている。

そして、
どの研究室の、どの科学者が発表した論文なのか?
ということに注目します。
いつも怪しいデータを出す研究者の論文は、はじめから疑ってかかりますし、毎回きちんをデータを検証し報告してくるグループもある。
誰が発信したか?ということが重要になるわけです。

以上を踏まえて、僕個人の意見を書きます。
情報の真偽を見極めるのに
もはや、1つの発信源からだけで判断するのは危険すぎるということ。
テレビだけ、新聞だけ、インターネットだけでは、何が正しくて何が間違っているのかは判断できない。
望まなくても入ってくるテレビや新聞の情報以外に、積極的に情報を収集しなくてはいけない。
ではどこからか?
それは、正しい情報をいつも提供してくれる個人や団体から入手する。
この分野であればこの人の情報なら信用できる、という人を見つけること(出来れば複数)が大事なのではないでしょうか。

インターネットの普及で、個人個人が世界に情報を発信できるようになったということは、同じだけ情報を受け取れるようになったということ。
利害を考えずに正しい情報を発信し続ける人は、意外と多いと思います。

人気blogランキングへ ←今日も読んでくれてありがとうございました。

♪きれい大好き♪倶楽部 ←そろそろ、ここのリンク消します。

FC2 Blog Ranking ←今回の記事は難しくてよくわからんかった人。

|

リバウンド

ステロイドを怖い薬だと勘違いしている人には、ステロイドにはリバウンドがあるから使いたくない、という人がいます。

先日、8ヵ月で全身ずるむけ赤ちゃんが病院に来ました。

彼のお母さんは、ステロイドは怖い薬だから、この子には絶対使わせたくないと、強い信念を持っていました。

かわいそうに、その赤ちゃんは体中から汁が出て、爪がはがれていました。

「リバウンド」

そんな言葉が頭をよぎりました。

インターネットやブログで目にするリバウンドと呼ばれる症状と一緒のものでした。


ただ一つ違うことは、この子はステロイドを使ったことのない赤ちゃんだったのです。


脱ステロイド関係者によると、リバウンドとはステロイド外用剤を長期間使用したため、体の中にあるステロイドホルモンが産生されなくなり、自然治癒力が落ちるために起きる現象と説明されています。

しかし、ステロイド外用剤は体内に吸収される際に、ほとんどが分解されてしまうため、免疫が落ちるなどという問題は起きません。

更に言うと、最近はアンテドラッグという皮膚にだけ作用し、急速に分解されていくステロイド外用剤も開発されています。

もちろん、ステロイド外用剤を使いすぎて副腎の機能が落ちた患者さんなんて一度も診たことがありません。


では、ステロイドをまったく使わなかったこの子の症状はどのように説明できるのでしょうか?

知らずに母親がステロイド外用剤を使っていた?

万が一そうだとしても、脱ステの人が言う、

リバウンドはステロイドの量とランクと使用期間に比例するという説とは矛盾するのではないでしょうか。


結局、この赤ちゃんの症状はリバウンドではないのです。(当たり前です。ステロイド使っていないんだから。)


では、脱ステロイドを奨める方達はこの症状をなんて説明するのでしょうか?


「アトピー性皮膚炎の増悪。」

単純にアトピー性皮膚炎が悪くなっただけです。

一昔前であれば(1990年前なら)、ステロイドを外用すれば、これくらいのアトピーは簡単にコントロールできたものです。

しかし、この赤ちゃんは、間違った医学知識を持っているお母さんのために、医療レベルのタイムスリップを経験してしまいました。


脱ステロイドの人が言うリバウンドの大半が、単純なアトピー性皮膚炎の増悪です。

間違った医学知識を持った医療者に

「アトピーの敵はステロイドにあり!」

と説得され、しなくてもよい苦労をしています。

リバウンドに苦しんでいる人たちが闘っている相手はアトピー性皮膚炎の増悪なのです。

ステロイドの出現により一度は解決できた問題を、わざわざややこしくしている医者をよく見かけます。


しかし、リバウンドを経験している人たちは、ここまで苦しんだのはステロイドのせいであるという強い間違った信念を持ち始めます。

残念ですが一度信念をもってしまった方は、僕らがいくら説明しても通じ合えない事が多いです。

人気blogランキングへ ←「きっこの日記」知ってますか?

♪きれい大好き♪倶楽部 ←うちのブログはこのジャンルでいいのだろうか。

FC2 Blog Ranking ←こっちのブログに脱ステ派はいないみたい。

|

薬の成分がわからない??

医療は、食べ物と違って「秘伝のタレ」みたいなものはありません。

使っている薬の内容はすべて開示すべきであり、隠すことは倫理上も許されないことです。

処方箋の内容を「これは秘伝の薬だから。。。」と言って断わる医者がまれにいますが

こういうお医者さんは疑ってかかった方が良い。

先日、うちの病院に受診した元脱ステロイド患者さんがかかっていた病院では

結局、内服薬と外用剤の内容を教えてもらえなかったようです。

「脱ステロイド」を謳う医者が、ステロイドの筋肉注射をしたり

内服薬に免疫抑制剤を混ぜたり、外用剤にリンデロンを入れたりすることがあります。

自分の身を守るためにも、成分のわからない薬は使わないこと。

市販の中国産「桃源クリーム」にステロイドが使われていたこともあります。

脱ステロイドはビジネスをする上で格好のエサになります。

注意が必要です。



そのほか参照記事↓

2000―2002年、アトピー性皮膚炎患者7人に「アトピー性皮膚炎の根本治療」と称して歯の神経を抜き、薬剤を詰めて治療費をだまし取ったとして、傷害、詐欺、医師法違反などの罪に問われた元歯科医院院長の清水秀雄被告(71)に対し、東京地裁は2004年4月19日、懲役2年6月、罰金80万円(求刑・懲役4年、罰金100万円)の実刑判決を言い渡した。判決は、清水被告が治療前に「ステロイド剤は使わない」と約束しておきながら、実際には治療効果に疑問を持たれないようにするために、ひそかにステロイド剤を混ぜたクリームを患者に売っていたと認定し、「わらをもすがる思いの患者をだまし、アトピービジネスを行っていた」と指摘した。医学的根拠のない治療法や商品による「アトピービジネス」が社会問題化する中、これまでに刑事責任が問われた唯一の事件で実刑判決が出たことは、医師や業者らに対する警告となりそうだ。

人気blogランキングへ ←「生協の白石さん」は面白いです。

♪きれい大好き♪倶楽部 ←ランキング登録少なすぎ(笑)。

| | コメント (0)

脱「脱ステロイド」のすすめ。

こんにちわ、ドクターPONです。

今日は皆さんに、脱「脱ステロイド」のお話をしたいと思います。

脱「脱ステロイド」なんて聞きなれない言葉でしょ?

実はこれ、僕が提唱してからまだ間もない言葉なんです。

意味は簡単。脱ステロイドから脱すること。

別にふざけていませんよ(笑)。

脱ステロイドを脱することを脱「脱ステロイド」と言っています。

脱ステロイドを体験した方(体験中の方)は解ると思いますが

脱ステ中の肌はボロボロ、人前には出れないし、仕事も出来ない。

苦しい試練に耐え、病気と闘っていく姿には誰もが共感します。

でも、ちょっと待って。

もっと簡単に出来る治療法があると、事前に知っていたら?

それでもあなたは脱ステロイドを選ぶ??

脱「脱ステロイド」については、このブログでじっくり説明していきます。

人気blogランキングへ ←読んで頂けたらここをクリックしてください。

♪きれい大好き♪倶楽部

|